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東京大学大学院理学系研究科附属
天文学教育研究センター

ニュース

2018年7月13日 プレスリリース
史上初、宇宙ニュートリノとγ線によるニュートリノ放射源天体の同定に成功
南極点アムンゼン・スコット基地で行われているニュートリノ観測実験IceCube(アイスキューブ)により、昨年9月に宇宙ニュートリノ事象「IceCube-170922A」が検出され、その到来情報を元に電磁波での追観測を行いました。その結果、巨大ブラックホールを持ち非常に強いγ線を放つブレーザー天体TXS 0506+056の活動性の活発化を確認し、高エネルギーニュートリノ放射天体を初めてつきとめました。
2018年7月3日 ニュース
MIMIZUKUがすばる望遠鏡にてファーストライト達成!!
2018年7月3日、TAO6.5m望遠鏡用中間赤外線分光撮像装置MIMIZUKUは、国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡にてファーストライト観測に成功し、装置の撮像機能とフィールドスタッカーの動作が期待通りであることを確認しました。今後、12月にもすばる望遠鏡で試験観測を実施し分光機能の試験等をおこなった後、いよいよTAOへ輸送されます。
2018年5月30日 ニュース
SWIMSがすばる望遠鏡にてファーストライトを迎えました
2018年5月30日、TAO6.5m望遠鏡用に開発された近赤外線多天体分光撮像装置SWIMSが機能評価試験のため国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡に取り付けられ、初めて星の光を観測する"ファーストライト"に成功しました。今後SWIMSはすばる望遠鏡での評価データをもとに性能の確認および調整を行った上でTAOに輸送される予定です。
2018年4月6日 ニュース
補償光学装置により1m 望遠鏡の限界に迫る角度分解能を達成
東京大学大学院理学系研究科天文学教育研究センターの峰崎准教授らとチリ・カトリカ大学電気工学科天文機器開発センターの Vanzi 准教授らの研究グループはチリ・La Silla 観測所にある口径1m望遠鏡に可視光を観測波長とした補償光学装置を搭載し、光学理論的な限界に迫る角度分解能の星像を得ることに成功しました。
2018年2月20日 ニュース
東京大学木曽観測所にて Tomo-e Gozen Q1カメラのファーストライトに成功しました!
木曽観測所で開発を進めている超広視野CMOSカメラ「Tomo-e Gozen」の最初の四分の一(Q1カメラ)が完成し、観測を始めました。
2018年1月18日 ニュース
宇宙線研究所と「重力波天体観測の科学協力に関する合意書」に関する覚書を更新
2018年1月18日、東京大学宇宙線研究所と天文学教育研究センターが2015年に締結した「重力波天体観測の科学協力に関する合意書」を継続する覚書を締結しました。
2017年12月27日 ニュース
宇宙科学研究所と「TAO及び次世代赤外線天文衛星の連携協力に係る覚書」締結
2017年12月27日、宇宙科学研究所と東京大学は、東京大学アタカマ天文台(TAO)及び次世代赤外線天文衛星(SPICA)の連携協力に係る覚書を締結しました。
2017年12月25日 ニュース
「TAO望遠鏡に関する国立天文台と東京大学の協力についての覚書」締結
2017年12月25日、国立天文台と東京大学は、東京大学アタカマ天文台口径6.5mTAO望遠鏡に関する協力についての覚書を締結しました。
2017年11月6日 プレスリリース
スターバースト心臓部で見えてきた熱い“分子の密林”
東京大学大学院理学系研究科の安藤亮大学院生、国立天文台の中西康一郎特任准教授、東京大学大学院理学系研究科の河野孝太郎教授らの研究グループは、非常に高い空間的な分解能・感度を誇るアルマ望遠鏡を用いて、約1100万光年先にあるスターバースト銀河NGC 253を観測しました。その結果、従来は星間物質の大まかな分布しか見えていなかったスターバースト心臓部に、活発に星を生み出している星間物質の塊が8個並んでいる姿を捉えることに成功しました。
2017年11月2日 プレスリリース
死にゆく星からの恒星風の加速、酸化アルミニウム形成が引き金
瀧川 晶 白眉センター 特定助教、上塚貴史 東京⼤学⼤学院理学系研究科附属天⽂学教育研究センター 特任研究員、橘 省吾 北海道⼤学理学研究院 准教授(現東京⼤学⼤学院理学系研究科 教授)、山村⼀誠 JAXA/ISAS 准教授は、アルマ望遠鏡を用い漸近巨星分枝星うみへび座W星の周りのAlOガス分⼦とSiO ガス分⼦の分布をこれまでにない⾼い精度で捉えることに成功しました
2017年10月17日 プレスリリース
中性子星合体からの重力波初検出と重力波天体が放つ光の初観測---日本の望遠鏡群が捉えた重元素の誕生の現場---
アメリカの2台のレーザー干渉計型重力波検出器(LIGO:Laser Interferometer Gravitational wave Observatory)とフランス・イタリアなどヨーロッパの6か国が参加するレーザー干渉計型重力波検出器(Virgo)の計3台が、2つの中性子星が合体した際に放出された重力波を初めて検出しました。そのアラートを受けた日本の電磁波追観測グループにより追観測され、重力波源の電磁波での対応天体が初めて検出されました。
2017年10月13日 プレスリリース
東京大学木曽観測所による地球接近天体2012 TC4の観測について
東京大学木曽観測所は宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本スペースガード協会と共同で、日本時間2017年10月10日、11日に地球接近天体2012 TC4の観測を実施しました。
2017年10月5日 プレスリリース
表面での爆発から星の死への旅立ち
東京大学大学院理学系研究科の大学院生 姜 継安と、指導教員である土居 守教授とが率いる研究グループ(京都大学、国立天文台、東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構)は、すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラHyper Suprime-Camを用いた観測により、爆発後1日以内のIa型超新星をとらえることに成功しました。
2017年10月4日 ニュース
東京大学木曽観測所にて Tomo-e Gozen Q0カメラのファーストライトに成功しました!
木曽観測所で開発を進めている超広視野CMOSカメラTomo-e Gozenは最終的に84枚の35mmフルHD CMOSイメージセンサを搭載しますが、カメラが巨大になるため、四分の一ずつ分けて製作して望遠鏡焦点面にて結合する方式をとります。本機開発の第一段階として、今回は最初の四分の一の筐体にセンサを4枚だけ搭載した試験機(Tomo-e Gozen Q0カメラ)を製作し、105cmシュミット望遠鏡へ搭載して試験観測を開始し、10月3日に見事ファーストライトデータの取得に成功しました。