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東京大学大学院理学系研究科附属
天文学教育研究センター

ニュース

2011年7月7日 プレスリリース
宇宙の真の明るさを解明 — 惑星探査機パイオニア10・11号の残したメッセージ —
名古屋大学の松岡良樹特任助教を中心とする研究グループは、東京大学の研究グループと共同で、米国NASAの惑星探査機パイオニア10号・11号が火星-木星軌道間を飛行中に取得した天文観測データを基に研究を行いました。 黄道光の弱い火星以遠での空の明るさを再現し、そこから天の川銀河の星々と星間塵による放射を取り除くことで、天の川銀河外側に広がる宇宙空間の真の明るさ「宇宙可視光背景放射」の世界初検出を達成しました。
2010年9月29日 プレスリリース
初期宇宙に大量のモンスター銀河を発見
国立天文台の廿日出文洋研究員、東京大学の河野孝太郎教授等を中心とする国際研究チームは、南米チリのアステ望遠鏡を用いて初期宇宙の爆発的星形成銀河を約200個発見しました。 赤外線天文衛星「あかり」との共同観測から、見つかった銀河のほとんど全てが80億光年以上かなたにあり、年間に1000個もの星を作り出している「モンスター銀河」であることがわかりました。これほどの高い割合で初期宇宙のモンスター銀河を大量に発見したのは世界で初めてです。
2010年3月4日 プレスリリース
東京大学がコニカミノルタとプラネタリウム番組を制作 ~研究成果アウトリーチの新しい形~
東京大学はコニカミノルタプラネタリウム株式会社と共同で、TAO計画の内容を分かりやすく解説するプラネタリウム番組「遥かなる銀河へ」を制作しました。
2009年12月3日 プレスリリース
アタカマ1m望遠鏡 波長38ミクロンの赤外線を地上から世界初観測
2009年11月8日、東京大学アタカマ1m望遠鏡に塔載した中間近赤外線カメラMAX38を用いて、波長38ミクロンの光を地上から捉える事に成功しました! これは地上でとらえられた赤外線の中で最も長い波長です。
2009年7月2日 プレスリリース
アタカマ1m望遠鏡、銀河中心部の水素が出す赤外線をとらえる
2009年6月9日、東京大学アタカマ1m望遠鏡に塔載した近赤外線カメラANIRを用いて、 赤外線Paα水素輝線 (波長1.875µm) での銀河中心の構造を見事にとらえることに成功しました! これは地上望遠鏡を用いた Paα輝線の観測としては世界で初めての例となります。
2005年9月13日 プレスリリース
最も遠い「宇宙の閃光」をマグナム望遠鏡が捕えました
ハワイ大学(Paul Price 博士、Len Cowie 教授)および 東京大学(峰崎 岳夫 助手、吉井 譲 教授)の研究グループは マグナム望遠鏡によってこれまでで最も遠いガンマ線バースト天体の赤外線残光を検出することに成功しました。
2005年7月21日 プレスリリース
高感度赤外線撮像で捉えた最も深い宇宙
東京大学、京都大学、国立天文台、ハワイ大学の研究者からなるグループは、すばる望遠鏡の補償光学システム(AO)と近赤外線撮像分光装置(IRCS)を用いて、すばる望遠鏡が重点的に観測をすすめている「すばるディープフィールド」と呼ばれる領域の高感度赤外線撮像を行いました。
2005年4月21日 プレスリリース
シルエットで浮かび上がった原始星エンベロープの全貌
東京大学、国立天文台、宇宙航空研究開発機構、茨城大学、中国科学院紫金山天文台、千葉大学の研究者からなるグループは、M17領域で生まれつつある星を観測し、星を覆う雲 (エンベロープ) の姿をシルエットとして鮮明にとらえることに成功しました。