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東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画 |
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チリでTAOの報道が活発化!TAO計画ではチリでも活発に広報活動を行っています。計画初期の頃から機会あるごとに、計画の発展に合わせてTAOの概要を紹介する広報を続けており、徐々にチリ国内でTAOの認知度が高まっています。今回はチリ国内の新聞に掲載された記事の一部をご紹介します。 2006年 サンペドロ・デ・アタカマ市との本格的な友好始まる2006年には、チャナントール山頂へのアクセス道路が完成し、地元のサンペドロ・デ・アタカマ市民の方々とともにチャナントール山頂で竣工式を行いました。竣工式の後、TAOとサンペドロ・デ・アタカマ市との末長い友好を誓う文書を取り交わし、懇談会を行ったりと、2006年はTAOとサンペドロ・デ・アタカマ市との友好が深まる年でした。
2006年11月25日
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2010年6月29日にチリの新聞で、アタカマ天文公園に世界最高標高の望遠鏡が建設されたというニュースが一面全体を使って掲載されました。記事では、TAOが日本から遠く離れたチリに望遠鏡を設置する理由や、望遠鏡が地元と協力して建設されたこと、今後さらに大口径の6.5m望遠鏡を建設する予定であること、7月7日の式典でminTAO望遠鏡のファーストライトの画像を紹介することなど、詳しく紹介されました。miniTAO望遠鏡のドームの写真の他、アタカマ天文公園の全景写真も掲載されました。
記事の内容は、LA TERCERA誌のウェブページでもご覧いただけます。
https://www.latercera.com/noticia/instalan-en-chile-el-telescopio-mas-alto-del-mundo/
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2010年9月にチリの新聞で、チリにおける日本の技術としてTAOが紹介されました。記事では、TAOの概要とminiTAO望遠鏡完成記念式典について触れられ、宇宙の神秘を解き明かすため、チリと日本両国が今後さらに協力し合い、結束を強めたいとのチリ科学技術庁(CONICYT)の談話が掲載されました。
2011年5月にTAOが「世界最高地点の天文台」としてギネス世界記録に認定、秋にはminiTAO望遠鏡の遠隔観測が本格開始、11月には地球に最接近した小惑星の様子を赤外線で世界で唯一とらえるなど、2011年も順調に成果をあげました。
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2011年12月にチリの新聞でTAOが「世界最高地点の天文台」として一面全体を使って掲載されました。TAO計画の概要からギネス認定の報告、miniTAO望遠鏡での小惑星最接近の遠隔観測風景や最新の科学成果の画像など、詳細に紹介されました。
また、miniTAO望遠鏡の完成とチリ・日本の友好を祝して2010年7月にチリで発行された記念切手の画像や、標高5640mの過酷な環境であるTAOサイトで、TAOメンバーと現地のチリ人ワーカーとが協力して作業している写真も掲載されました。標高5640mの極限的な環境下で世界最先端の観測研究が進められるのは、チリの援助協力によるものであり、チリ科学技術庁(CONICYT)をはじめとしたチリ政府、チリ大学、またサンペドロ市など地元の協力があってはじめて実現した旨が報じられました。
チリでのTAO計画の認知度が上がるにつれ、2010年11月の日チリ首脳会談、本学総長との会談や、今年、2012年3月28日の東京大学でのピニェラ大統領の講演会など公式の場で、チリ共和国ピニェラ大統領からTAO計画についてご発言いただく機会も増えてきました。
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チリ国内の多数のメディアで、2012年3月28日にピニェラ大統領が東大を訪問し、講演会でTAO計画について言及、両国間の科学・教育にTAO計画が大きな役割を果たしているとTAOの活動を讃える発言があった旨の報道がありました。
今後もチリにおいて、TAO計画に関する紹介や報道がこのような形で継続するよう、積極的に広報活動を続けていきたいと思っています。