望遠鏡

シュミットドーム K.3Tドーム

105cmシュミット望遠鏡

木曽観測所 105cm シュミット望遠鏡

シュミット望遠鏡は1930年にドイツのシュミットによって考案された望遠鏡です。このタイプの望遠鏡では、鏡筒先端に補正板、鏡筒下部に球面反射鏡を置くことによって普通の望遠鏡よりも広い画角(視野)にわたってボケのない鮮明な像を得ることができるようになっています。
木曽観測所の105cmシュミット望遠鏡では補正板の直径が105cm、球面反射鏡の直径が150cmとなっており、天体写真撮影専用の望遠鏡で、眼視観測用の装置は用意されていません。105cmシュミット望遠鏡は、36cm角の大型写真乾板を使用することによって6゜四方の空の写真を一度に撮影することができます。この視野の広さはほぼ満月180個分に相当します。
また直接撮影のほかに、対物プリズムを装着することによって低分散のスペクトル撮影も可能になっています。
最近は写真乾板のかわりに可視光用の高感度CCD(個体撮像素子)カメラを用いることにより、より短い観測時間でより暗い天体までもが観測できるようになりました。さらには近赤外線カメラを装着することによって可視光では難しい低温度星の観測や暗黒星雲の中に隠された恒星の観測までもが可能となりました。


[105cmシュミット望遠鏡の位置]
 東経 137度37分31.5秒
 北緯 35度47分50.0秒
 海抜 1132m

木曽観測所 105cm シュミット望遠鏡 シュミット望遠鏡は、観測を効率的かつ安全に行うため、コンピュータで制御されています。望遠鏡制御用のコンピュータは目的の天体に望遠鏡を向ける姿勢制御やシャッター開閉、フォーカス調整、ドーム回転制御や自動追尾制御等を行います。観測者は観測に必要な天体の位置等の情報をコンピュータに入力するだけで、望遠鏡やドームの制御を自動的に行うことができます。
さらに2001年度からは観測所内のコンピュータおよびネットワークを整備することによって、本館(研究棟)からのリモートコントロールが可能になりました。また視野調整機能を用いることによって非常に高精度な望遠鏡の姿勢制御が可能となりました。




30cm全自動望遠鏡(K.3 T)

K.3T(Kiso 0.3m Telescope) は、2002年に木曽観測所の2番目の望遠鏡として開発されました。観測のおもな目的は変光星観測です。変光星観測は、長い期間にわたって繰り返し観測をおこなわなければならないため、操作が複雑であると、観測効率が格段に悪くなってしまいます。そこで、K.3Tは自動的に観測をおこなうロボット望遠鏡として開発されました。

木曽観測所 30cm 全自動望遠鏡
K.3T
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