特別公開
2025年度の特別公開会を 9月27日(土)、28日(日)に開催します。
初日は木曽観測所で施設公開を行い、2日目は木曽文化公園文化ホールにて国立天文台 渡部潤一先生の特別講演会を開催します。
◆ 1日目 施設公開のご案内
◆ 2日目 特別講演会のご案内
講演会はYouTubeにて中継します。
ご視聴方法は講演会中継のページをご覧ください。
◆ 1日目：施設公開 2025年9月27日(土)
木曽観測所のシュミットドームにて、105�僖轡絅潺奪繁庄鷆世慮�学と展示室での研究紹介などを行います。
普段は見学者用の小さな窓を通してしか見ることができない105cmシュミット望遠鏡を間近で見学できるほか、
夜には観望会も行います。
名古屋大学宇宙地球環境研究所の電波望遠鏡の公開も行われます。
日時・内容 2025年9月27日(土) 13:00−20:30
・ 13:00 - 17:30 ：望遠鏡デモンストレーション、研究紹介 など
・ 14:30 - 15:30 ：ミニ講演会
・ 18:30 - 20:30 ：天体観望会（雨天中止）
場所 東京大学木曽観測所・名古屋大学宇宙地球環境研究所
(長野県木曽郡木曽町三岳10762-30)
※ JR中央西線木曽福島駅または上松駅から車で約20分
(観測所へのアクセス 詳細はこちら)
プログラム紹介
● ミニ講演会 (14:30 - 15:30) （
YouTubeで中継します）
講師： 高橋 英則（東京大学木曽観測所 助教）
タイトル：『天文学者は高いところが好き！？』
概要： 宇宙からやってくる天体からの光は、もともと弱い上に地球
大気によって吸収・散乱されて地表に届くころにはさらに微弱
になってしまいます。高いところに行けば行くほどその影響は
小さくなるため、感度の高い観測を行うには標高の高いところ
が優位になります。そのような理由で天文学者は高いところを
目指すわけですが、少しでも宇宙に近いところで見たい！とい
うのも人情です。
● 天体観望会 (雨天中止) (18:30 - 20:30)
シュミット望遠鏡の横にあるガイド望遠鏡(口径20��)や、30��
望遠鏡を使って天体観望を行います。地元の天文愛好家の方の
望遠鏡も出動してくれる予定です。
注意事項
- ・ 事前申し込み不要、入場無料です。
- ・ 構内および近くに食堂はありませんのでご注意下さい。
- ・ 構内に駐車場があります。案内に従って駐車をお願いします。
- ・ 観測所までは狭く曲がりくねった山道が数km続き、しばしば大型車両の通行もあります。車どうしのすれ違いなどには十分に御注意下さい。
- ・ 観測所構内での車の運転は、最徐行でお願いします。
- ・ 天体観望会は雨天中止ですので御注意ください。
共催 木曽広域連合、木曽文化公園
◆ 2日目：特別講演会 2025年9月28日(日)
木曽文化公園文化ホールにて、国立天文台の渡部潤一先生の講演会を開催します。彗星研究の第一人者であり、木曽観測所とも縁の深い渡部先生に、『彗星の謎 ー予測通りにならないから面白いー』というタイトルでお話しいただきます。入場無料で、事前申し込みは不要です。
会場では木曽観測所でこれまで観測された彗星の写真展を同時開催します。また、渡部先生の著書の販売とサイン会も行う予定ですので、ぜひ足をお運びください。
講演会はYouTubeでの配信も行いますので、ご来場いただけない皆様もぜひご視聴ください。
ご視聴方法は 講演会中継のページをご覧ください。
日時 2025年9月28日(日) 14:30−16:00（14:00 開場）
場所 木曽文化公園 文化ホール
(長野県木曽郡木曽町日義4898-37)
※ JR中央西線木曽福島駅から 車で約10分
または 路線バス 木曽駒高原線 文化公園入口 下車
(木曽文化公園へのアクセス 詳細はこちら)
講演内容
講師： 渡部 潤一 氏（国立天文台 天文情報センター長・上席教授）
タイトル： 『彗星の謎 ー予測通りにならないから面白いー』
概要： 40年にわたる彗星研究の中で、出会ってきた彗星の振る舞いを通じて、いかに魅力的な謎に満ちた天体であるかを実感してきました。その経験と木曽観測所で撮影された画像も含めて、予測できない面白さと、その謎についてお話しします。
講師紹介
国立天文台 渡部 潤一 上席教授
1960年 福島県生まれ。
東京大学大学院、東京大学東京天文台、国立天文台副台長などを経て、現在、自然科学研究機構国立天文台天文情報センター長・上席教授、総合研究大学院大学教授。理学博士。2024年8月まで国際天文学連合副会長。
流星、彗星など太陽系天体の研究の傍ら、最新の天文学の成果を講演、執筆などを通して易しく伝えるなど、幅広く活躍。日本で最も有名な天文学者の一人。1991年にはハワイ大学客員研究員として滞在、すばる望遠鏡建設推進の一翼を担った。国際天文学連合では、惑星定義委員として準惑星という新しいカテゴリーを誕生させ、冥王星をその座に据えた。
主な著書に「なぜ彗星は夜空に長い尾をひくのか ー宇宙を旅する不思議な天体の謎にせまる−」（誠文堂新光社）、「賢治と「星」を見る」（NHK出版)、「星空の散歩道」（教育評論社）、「親子で楽しむ 星空の教科書」（講談社、共著）など多数。
共催
木曽広域連合、木曽文化公園
◆ 問い合わせ先
東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター 木曽観測所
〒397-0101 長野県木曽郡木曽町三岳 10762-30
Tel: 0264-52-3360 Fax: 0264-52-3361
名古屋大学 宇宙地球環境研究所 基盤研究部門 太陽圏研究部
〒464-8601 愛知県名古屋市千種区不老町
Tel：052-747-6331 Fax：052-747-6326
Web Page：http://stsw1.isee.nagoya-u.ac.jp