KWFC

概要
仕様
研究

■ 概要 ■

kwfc 2KCCDカメラの後継機として開発された、より広い視野を持つ モザイクCCDカメラです。8枚の2K×4K画素CCDを並べることで、 「2°×2°」という広視野を一度に撮像することができます。 2012年4月より運用が始まりました。

Pin KWFCの操作マニュアル
Pin シュミットシンポ2011でのKWFCについての資料(PDF)
Pin SPIE2012の集録原稿(PDF)  [ADS]   [SPIE Digital Library]
  →論文中でKWFCについて言及する時はこの文献を引用して下さい。


■ 仕様 ■


[CCD]
検出器SITe社 2K×4KCCD × 4台
MIT社 2K×4KCCD × 4台
画素数計 8K×8K ピクセル
画素サイズ15μm × 15μm

[読み出し]
読み出しのスピードとピクセルのビニングの有無を選ぶことが可能で、4つの読み出しモードがあります。
モード利用可能CCD2×2ビニングオーバーヘッド
18MIT 4枚+SITe 4枚なし144sec
28MIT 4枚+SITe 4枚あり60sec
14MIT 4枚のみなし68sec
24MIT 4枚のみあり28sec

ゲインは、MIT/SITeともに2-2.3[e-/ADU]程度。読み出しノイズは、MITが7-15[e-]、SITeはビニングなしのときに30[e-]・ビニングありのときに40[e-]程度。


[光学性能]
視野125 arcmin × 125 arcmin (下の図を参照)
ピクセルスケール0.94 arcsec/ピクセル
※ 視野全体において歪みは1ピクセルより小さい。

[フィルター]
2014年4月現在、KWFCで2°×2°の撮像に使用できるフィルターは以下の通りです(フィルター交換機構に同時に搭載できる数は10枚まで)。
種類フィルター名中心波長[nm]透過幅(50%)[nm]※1
broad bandBessell B444.4※2119.5※2
Bessell V550.4※2107.5※2
Bessell R658.1※2123.5※2
Bessell I806.9※2149.5※2
Sloan u350.9※354.0※3
Sloan g467.5※3129.5※3
Sloan r615.0※3123.0※3
Sloan i758.2※3118.0※3
Sloan z--
NONE--
medium bandM815816.4※313.8※3
narrow bandN6590(Hα)※4666.1※316.0※3
N5013([OIII])※4501.1※315.9※3
N6750([SII])※4673.0※314.0※3
※1. フィルター自身のみの透過率で、CCDの効率等は含みません。
※2. 平行光での測定値。
※3. F/3.1での設計値または測定値に相当する値。
※4. 使用を希望される場合は事前にお問い合わせください。
※5. 視野は限られますが2KCCDカメラ用に利用していたフィルター(50'×50')も使用可能です。使用できるフィルターのリストはこちらをご覧ください。
※6. 持ち込みフィルタも搭載可能です。使用を希望される場合は事前にご相談ください。
※7. フィルターの交換には2-5分程度の時間かかります。

[推定感度]
バンドBVRI検出器
限界等級 (mag)22.221.220.920.1SITeの場合
21.921.320.920.2MITの場合
 (S/N=10, 15分露出, シーイング=3″を仮定)
限界等級 (mag)20.619.719.418.7SITeの場合
20.319.719.418.7MITの場合
 (S/N=10, 1分露出, シーイング=3″を仮定)
※ 2KCCDの感度などから見積もった値です。実際のデータでの検証は現在行っているところです。 2011/12/20)


KWFCの視野の大きさ。2KCCD カメラ (50 分角四方) と Hyper Suprime-Cam (直径1.5 度角)と比較。背景は、シュミット望遠鏡と写真乾板で撮像したアンドロメダ銀河。


■ 研究 ■

大規模観測プログラム