オプションキーワード

基本概念

UltraSTAR コマンドは一般的な UNIX/Linuxコマンドと同様に オプションキーワードを受け付ける。
STAR/Ultra コマンドのオプションキーワードはすべて "-" で始まる。たいていの場合は、似たようなオプションキーワードは異なったコマンド間でも似たような働きをする。たとえば、"-v" オプションは display, mdisplay, baseline, spurious コマンドで表示速度範囲をあらわす。

すべてのオプションキーワードは "パラメータファイル" で指定できる。ほとんどいつも同じオプションを用いるのであれば、"パラメータファイル" を使うとよい。詳細は "パラメータファイル" の項を参照のこと

共通オプションキーワード

典型的なオプションキーワードを示す。それぞれのコマンドも参照すること。

-v
表示速度範囲
-T
表示強度範囲
-prm
入力 .prm ファイル名
-keywordlist
標準エラー出力(ふつうはシェルウインドウ)にオプションキーワードのリストを出力する。他のプロセスは中止される

値のフォーマット

いくつかのオプションキーワードはおこなう処理を定義するために値を要求する、あるいは受け付ける。以下の 7 つの型のうちひとつあるいはいくつかが要求される。

name
すべての ASCII 文字列が受け付けられる。空白やタブはコマンド自体には受け付けられるが、UNIX/Linux コマンドシェルはこれらの文字をコマンドラインの区切り文字として認識する。これを避けるためには、エスケープ文字(ふつうバックスラッシュ)あるいは引用符を使う。詳細は UNIX/Linux コマンドシェルのマニュアルを参照。
value
数値(value)は整数あるいは浮動小数点で表記する。整数のみ受け付けるオプションに対して小数点を含む数値を指定すると、小数点以下は無視される。
angle value
いくつかのキーワードがこの型を要求する。12d23m45.6s のように表記する。"標準角度書式" の項を参照のこと
range of values
いくつかのキーワードがこの型を要求する、あるいは受け付ける。二つの数値(value)を "," で区切る。スペースを入れてはいけない。たとえば、"12,34" は 12 から 34 までの範囲をあらわす。範囲の始まりと終わりの順番に sensitive なコマンドとそうでないものがある。
ranges of values
いくつかのキーワードがこの型を要求する、あるいは受け付ける。二つ以上の "range of values" を ":" で区切る。スペースを入れてはいけない。たとえば、"-12,34:56,78" は -12 から 34 まで と 56 から 78 まで の二つの範囲をあらわす。
range of angle values
"range of values" と同様。"数値(value)" のかわりに "角度(angle value)" の書式を使う。
ranges of angle values
"ranges of angle values" と同様。"数値(value)" のかわりに "角度(angle value)" の書式を使う。

マニュアルのバージョン

1998/5/13 T.Handa


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