拡張子 ".prm" を持つ ".prmファイル" にはコマンドのパラメータが記述される。ファイル中のパラメータエントリーのほとんどはコマンドラインでのオプションキーワードに対応する。同じオプションキーワードのセットを使うような場合に、.prm ファイルによってタイピングの手間が省ける。コマンドラインで指定したオプションキーワードは .prm ファイルのものより優先される。つまり、これらのファイルによって STAR/ULTRA コマンドのカスタマイズが可能となる。
.prm ファイルのデフォルトの場所は環境変数 STAR_PRM によって指定される。それぞれのコマンドに対するファイル名はコマンドの man ページを参照のこと; たいていはコマンド名に拡張子 ".prm" を付加したものである。たとえば、 display コマンドに対しては "display.prm" となる。
"-prm" オプションに相当するエントリーはprmファイルでは使用できない。すなわち、prmファイルの中でさらにprmファイルを再帰的に呼びだすことはできない。同じprmファイルを複数の異なったコマンドで共通に使用することは可能。
.prm ファイルの大部分の行は "パラメータエントリー" である。 おのおのの行はひとつ以上のフィールドからなり、フィールドとフィールドは "=" で区切られる。そのコマンドでサポートされていないパラメータ名は無視される。
.prm ファイル中の "#" で始まる行はコメント行となり、自由なコメントを書き込むことができる。
オプションキーワードを受け付けるすべての STAR/ULTRA コマンドを参照のこと。
1998/5/23 T.Handa