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東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画 |
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可視光線Uバンド観測装置サイエンスワークショップ開催TAO天文台は、高い標高のため赤外線のみならず波長400nm(4000Å)以下のUバンドでも高い透過率が期待できます。そこで、TAO望遠鏡に搭載する第二期観測装置として、可視光線Uバンドに最適化した可視撮像分光装置の検討を開始することにしました。 Uバンド観測装置の検討については、昨年にキックオフミーティングが開かれ、その後何度か検討会が行われていますが、2014年7月15日、このUバンド分光カメラの仕様を詰めるため、300-400nmでのサイエンスケースの検討と要求仕様を議論するミニワークショップが下記の通り開催されました。講演数は全部で13件で、TV会議での参加も含め(4ヵ所)、東京大学、国立天文台、東北大学等から約30名の方にご参加いただきました。
Uバンドはサイエンス的に重要な情報が多く含まれる波長帯です。今後新しい知見が期待される可能性が高いことから、今回のワークショップでも太陽系天体から、恒星、超新星、重力波天体まで多岐に渡る観測提案がありました。特に分光観測から得られる物理量は対象天体の根源的な情報を得ることができます。各々の観測提案に対して、異なる分野の立場からも多くの質問・コメントがされるなど、活発な議論が行われました。このような場面を見るにつけても、Uバンド観測はTAOの新しい一面が期待されるプロジェクトであると言えます。
Copyright(c) 2014 東京大学大学院理学系研究科 TAO計画推進グループ
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