English | 日本語

東京大学大学院理学系研究科附属
天文学教育研究センター

2025年10月27日

第五回日本チリ学術フォーラムを開催

2025年9月29日から10月3日にかけて、第5回日本チリ学術フォーラム/日本ラテンアメリカ学術会議2025が京都大学宇治キャンパスにて開催されました。チリからの64名を含め、大学や研究機関、政府機関、企業から合計200名を超える方々に対面でご参加いただき、学術交流をさらに発展させる貴重な機会となりました。

開会式

開会式は9月29日、京都大学きはだホールにて行われました。チリ側からは、Ricardo G. Rojas 駐日チリ共和国大使、チリ大学のRosa Devés学長・Christian González-Billault副学長、チリ・カトリカ大学のMaria Angélica Fellenberg副学長、チリ・コンセプシオン大学のMaria Andrea Rodríguez副学長、チリ国立研究開発機構(ANID)のCarlos Ladrix応用研究副部長が、また、国内からは、京都大学の椹木哲夫理事・副学長、堀智晴防災研究所長、東京科学大学の森尾友宏理事・副学長、国立天文台の土居守台長、澤田純NTT代表取締役会長・日本経団連副会長・京都哲学研究所共同代表理事、さらに日本学術振興会から松本昌三人材育成部長兼研究事業部長をはじめ、多くの方々にご臨席を賜りました。

開会式では、大越慎一理学系研究科長・総長特別補佐(副学長待遇)が本学を代表してご挨拶を述べられました。本フォーラムの発端となった2013年のチリ・ブラジルにおける第9回東大フォーラムに触れられたうえで、2014年以降、10年以上にわたり継続してきた学術フォーラムの歩みを振り返り、時代とともに変化する社会課題に対応しながら、各分野の議論内容も深化かつ多様化してきたことに言及されました。研究の推進に必要な知識・技術・環境を提供していただき、新たな挑戦に向けた実践的な機会を共に創出し、強固で持続的な関係性を構築することに寄与してこられた大学、関係機関、企業の方々に対し、感謝の意を表されました。中西真医科学研究所前所長・教授によるご講演を含む、地震防災学・建築学・生体工学・医学分野についての4つの基調講演の後、おうばくプラザにてレセプションが行われました。

pic1
開会式
pic2 pic3
左: 大越 理学系研究科長  右: 土居 国立天文台長

分科会

9月30日・10月1日には6つの分科会が実施されました。日本、チリ、メキシコなどの国々が直面する課題である「地球科学・気候変動・防災」の分科会を井出哲教授(理学系研究科地球惑星科学専攻)が主導されたほか、「エコロジー・持続可能な建築・都市計画」、「医・工学連携による生体工学・ヘルスケア」、「社会・文化・教育の課題」、ASTE・ALMAそしてTAOをはじめとしてチリとの国際協力で長い伝統を持つ「天文学と天文機器」など、人文社会科学分野まで含めた多様なテーマに沿って活発な議論が交わされました。「高齢化社会における生活の質・食と健康の課題」をテーマとした分科会は、本フォーラムで初めて設置されたものですが、日本からの多くの食品関連企業に加え、農林水産省からの出席・講演もあり、大きな成果がありました。

pic4
pic5
ワークショップ:天文学と天文機器

10月2日には、6つの各分科会から総括報告が行われた後、都市工学・哲学・および食品科学に関する3つの基調講演がありました。その後、閉会式では、チリ・カトリカ大学のMaria Angélica Fellenberg副学長、コンセプシオン大学のMaria Andrea Rodríguez副学長、チリ大学のChristian González-Billault副学長より閉会の祝辞をいただいた後、フォーラムの実施委員長を務めた河野孝太郎教授が関係各位への感謝を述べ、3年後の2028年にチリでの次回フォーラムを開催すること、および今後の協力関係のさらなる発展を期して閉会を宣言しました。翌10月3日には、平等院の見学を含む文化活動でさらなる交流を深めることができました。一部の分科会では、フォーラム閉会後も、京都や東京にて、施設訪問や講演会など関連する活動が行われました。

pic6 pic7
左: 総括報告会  右: 閉会式後の集合写真

最後に

京都大学防災研究所の堀智晴所長、伊藤喜宏教授、ならびに同研究所の山﨑宏記氏、飛田絢子氏、松浦秀起氏をはじめとした全職員の皆様には、素晴らしい会場をご提供いただき、共催者として本会議の成功に多大なるご貢献をいただいたことに、心より感謝申し上げます。加えまして、9月30日のチリ代表団による京都大学吉田キャンパスへの表敬訪問に際し、湊長博総長、椹木哲夫理事・副学長、河野泰之副学長に大変温かいご対応を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。

開催にあたりご支援いただいた大越慎一研究科長をはじめとする理学系研究科の皆様、また各分科会を主導された先生方に深く感謝申し上げます。さらに、10月1日のチリ代表団による本郷キャンパス表敬訪問にご対応いただいた藤井輝夫総長、矢口祐人副学長、南學正臣医学系研究科長、田中栄東大病院長、さらに東大病院の見学までご手配・ご案内くださった加藤元博医学系研究科教授をはじめ、すべての関係各位にこの場をお借りして改めて感謝申し上げます。

pic8
藤井総長 表敬訪問
pic9 pic10
左: Devés学長と南學医学系研究科長  右: 加藤教授による病院見学
pic11
田中東大病院長との意見交換