cub2scn
名称
cub2scn - cub ストリームを scn ストリームに展開する
使用法
cub2scn
[ -l | -ra | -az | -x longitude_range ]
[ -b | -dec | -el | -y latitude_range ]
[ -v velocity_range ]
[ -scn | -out_scn | -output_file output_scan_file_name ]
parameters
機能
cub ストリームを scn ストリームに展開する。
オプションパラメータによって cub のどの部分を展開するか指定できる。
cub ストリームのうち最初の cub データのみが処理される。
cub ストリームに経度・緯度・速度軸のいずれかが欠けていると処理されない。
フィルタ種別
.cub | cub2scn | .scn
オプション
- -l | -ra | -az | -x range_of_values
- 経度方向の範囲指定に用いる。
l, ra, az, x はそれぞれ銀経、赤経 (B1950.0)、方位角、局所座標を表す。
- -b | -dec | -el | -y range_of_values
- 緯度方向の範囲指定に用いる。
b, dec, el, y はそれぞれ銀緯、赤緯 (B1950.0)、高度、局所座標を表す。
- -v range_of_values
- 速度方向の範囲指定に用いる。
LSR に対する速度を km/s で指定する。
- -scn | -out_scn | -output_file output_scan_file_name
- scn ストリームのデフォルトの出力ファイル名。
適切な名前をつけるために "autoname" コマンドを使うことを強く推奨する。
パラメータ
パラメータファイルでもすべてのオプションがサポートされる。
デフォルト
- -prm cub2scn.prm
- -l, -b, -ra, -dec, -az, -el, -x, -y, -v
- .cub の全範囲
- -scn
- デフォルト名として Q のあとに 7 桁の数字がついたものが与えられる。
数字は cub ストリーム中の通し番号である。
環境変数
UltraSTARシステムデフォルトのものを除いて、環境変数は無効。
参照
mkcube, cubload, cubsave, .scn, .cub, autoname
バグ
- ver.3.00では、経度範囲はうまく扱われない。
ver 3.00では、速度範囲はチェックされない。
- 範囲指定のオプションの単位は、位置については degrees、速度については km/s のみ使用できる。
- -scn オプションを使うと、すべての出力 scn 名が同じになる。
履歴
- ver.3.0
- 1999/4/25 T.Handa
マニュアルのバージョン
1999/4/25 T.Handa
目次へ戻る