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図 1: NGC4151 活動銀河核の光度曲線
■観測条件■ |
観測装置: | 口径 2 m マグナム望遠鏡、多波長カメラ |
| アメリカハワイ州マウイ島ハレアカラ観測所 |
観測期間: | 2001 年 1 月〜8 月を図中に表示 |
観測波長: | 可視光: 波長 0.55μm帯(V バンド、図中緑で表示) |
| 赤外線: 波長 2.2μm帯(K バンド、図中赤で表示) |
■説明■
我々の観測した NGC4151 活動銀河核の光度曲線です。
図の横軸は観測日(MJD: 修正ユリウス日、1858年11月17日からの通算日)、
図の縦軸は NGC4151 活動銀河核の見かけ等級 (上ほど明るい)を示します。
可視光(緑で表示)での等級、赤外線(赤で表示)の等級の両方とも
観測日の経過とともに減光しその後に増光に転じていますが、
可視光での等級がさきに極小期を迎えて後赤外線での等級が極小期を迎えており、
全体として可視光の変光から遅れて近赤外線が変光していることがわかります。
この光度曲線を詳しく解析した結果、この遅延時間は 48(+2-3)日であることがわかりました。
これは活動銀河核の中心部からそれをとりまいている宇宙塵の分布までの距離が
およそ 0.1 光年であることを示しています。
またこの遅延時間の測定精度はこれまで行なわれて来た同様の研究と比べて
最も高い精度となっています。
担当者:峰崎 岳夫(東京大学 助手)
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