HIIRsからの 6000 本の視線速度から新しい渦状構造=ピッチ角 20° の 4 本腕、が見出された。 | HIIRs の観測視線速度は HI 視線速度と一致した。 |
HIIRs の分光測光距離 Courtes, Georgelin, Monnet (1969) は HIIR の輝線視線速度の lv-曲線が HI 21 cm の lv-図と非常に良く似てお り、HIIRs と対応する HI の尾根を対応させて HI 渦状腕の位置を確定できる ことを示した。この時、 HIIRs の距離は励起星の分光測光距離が用いられる。 HIIRs 配列のピッチ角は 20° である。 HI 腕 このように HI 腕の距離を解釈すると、大きな矛盾は残らない。 図1には HI 21cm データと HIIRs を比較した。l = [305, 333] では HI 21 cm マップは r = 1 - 4 kpc に掛けて HI の幅広い分布を示している。 その解釈は Oort (1958) と Kerr, Westerhout (1965) とで異なっていた。一方、 HIIRs は r = 1.5 kpc と 3.5 kpc にある二本の 腕の間に明白な分離を示した。 新しい腕配置の提案 これらのデータから4本の腕が確認された。その配置スケッチを図2に示す。 特に面白いのはこのシンポジウムで Weaver (1970) が提案した視線速度の新しい解釈である。 |
![]() 図2.渦状腕のスケッチ。 |