nsprf2scn
名称
nsprf2scn - NRO newstar プロファイルのバイナリを scn フローに変換する
使用法
nsprf2scn -input_file filename
-endian [big,little] -max_ch integer
機能
NRO newstar のバイナリデータを直接読んで
ヘッダ情報も含めて scn フローに吐き出す。
一つのバイナリは一つの scn フローになる。
フィルタ種別
[NRO_newstar_binary |] command | .scn
オプション
- -input_file filename
- 入力となるNRO newstarのバイナリファイル名。パス付でもよい。
NRO newstarの標準ではSSではじまる14文字のファイル名となっている。
ファイル名の一部に「;」が含まれている場合があるので注意。
この場合、UNIX/Linuxのコマンドシェルが解釈しないように「;」の
直前に「\」を付加する必要がある。詳しくは、使用しているシェルの
マニュアルを見ること。
- -input_fileとしての指定がない場合には、引数の最終パラメータが
入力ファイル名と解釈される。
- ファイル名が「-」だけだと、標準入力が使用される。ただし、
この場合は、必ず、-max_chを正しく指定すること。
- -endian [big,little]
- NRO newstarバイナリィのエンディアン。NRO newstarのバイナリィは、
データを作成したシステムのOSの系統によってバイナリィのエンディアンが
異るため、ここで指定する。
- -max_ch [integer,auto]
- NRO newstarバイナリィの最大データチャネル数。この値によって
1つのプロファイルのデータ長が異る。1以上2048以下である。
autoを指定すると、対応する補助データファイルを自動的に探して
該当する値を使用する。このモードでは、1ファイル中のプロファイル数も
補助データから入手して対応する。
デフォルト
- -max_ch auto -endian little
- -prm nsprf2scn.prm
参照
nsindex,nsfits2scn,
nsprfhead
newstar-binary filesについての非公式メモ
バグ
- endianの切り替えは、コマンドを実行するシステムのエンディアンで
自動的に切り替えるはずだが、動作確認していない。
- -max_chを自動にした場合には、コマンドはバイナリィデータの補助データが
収められている補助ファイルを自動的に開こうとする。補助ファイルは、先頭が
SSからCBに変っている他は、バイナリィデータ本体と同じ名称であり、
同じディレクトリィに収納されていることを前堤としている。
- 入力ファイル名の一部に「;」が含まれている場合があるので注意。
この場合、UNIX/Linuxのコマンドシェルが解釈しないように「;」の
直前に「\」を付加する必要がある。詳しくは、使用しているシェルの
マニュアルを見ること。
- 入力データのエンディアンを確認する方法は現在のところない。
nsprfheadコマンドなどで不可思議な数値になっていないかで確認するのがよいだろう。
- 可能か限りヘッダー情報を対応させているが、両者のヘッダー情報の考え方の違いが
あるため、完全ではない。
- newstarバイナリィのヘッダーが不適切に書かれていても内容はチェックしていない。不都合があれば、headcorrなどのコマンドで適宜処理すること。
履歴
- ver.3.11
- 2004/12/1 T.Handa
- ver.3.12
- 2004/12/19 T.Handa
マニュアルのバージョン
- 1999/12/23 T.Handa
- 2004/11/29 T.Handa
目次へ戻る