newstar binary files
国立天文台野辺山45m鏡の標準データ整約ソフトnewstarで使用している
バイナリィファイルの構造と内容について、ultraSTAR作成時に収集した
非公式情報をまとめた。
ファイル名
newstarはファイル管理をAIPSの機能を用いて実現している。
このため、UNIX/Linuxのファイル管理とは独立のファイル管理が行なわれている。
AIPSの1ユーザーで扱うファイルは、全て単一のディレクトリィに収められている。
newstarの場合、DA01やDA01Xという名称のディレクトリである。
ここにあるファイルは、原則として以下のパターンの14文字の名称を持つ。
XXYxxxyyy.zzz;
- XX 先頭2文字でファイルの種類を示す。
- SS ヘッダー付プロファイルデータ
- SH 座標情報。SS内の情報と重複
- SZ INTEG時の作られたゼロ点などのデータ
- CB ファイル名、チャンネル数最大値、スペクトル数、作成日付
- CA ファイル名対応付け
- Y 第3文字目はアルファベット順にバージョンを示す。
- xxx 第4〜6文字目はAIPSでのファイル管理番号(pcatで表示)を
0〜9,A〜Zの36進数で表記
- yyy 第7〜9文字目はAIPSでのファイル履歴番号?を36進数表記?
たいていは001で固定
- . 第10文字目は「.(ピリオド)」で固定
- zzz 第11〜13文字目はAIPSでのファイル履歴番号?を36進数表記?
たいていは001で固定
- ; 第14文字目は「;(セミコロン)」で固定
AIPSでのファイル名管理は、UNIXファイル名CA?00000.zzz;に記載されている。
ただし、「?」は、バージョン番号に対応するアルファベット1文字である。
UltraSTARのnsindexコマンドは、この内容を解釈して表示する。
SSの内容
2048バイト固定長ヘッダーと1チャンネル4バイトで最大バイト数で
埋まっているバイナリィデータ。バイト割り付けは
ここを参照。
公式資料は
ここ
にあるが、野辺山構内からしかアクセスできない。
しかも、この情報だけではバイト位置を知ることはできない。
SHの内容
(略)
SZの内容
(略)
CBの内容
2048バイト固定長のバイナリィデータ。バイト割り付けは
ここを参照。
参照
nsindex,nsprf2scn
マニュアルのバージョン
- 2004/11/29 T.Handa
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