integ

名称

integ - 複数のプロファイルを積分してひとつのプロファイルにする

使用法

integ [ -scn default_name ] [ -weighted | -uniform | -rms ]

機能

複数の .scn ファイル中のプロファイルを積分する。 入力される .scnファイルは .sdb フローによって指定される。 "good"フラグのプロファイルのみが処理される。

sdbフローの定義により、 先頭1文字目が「!」の行はsdbコマンドとして扱われ、 先頭1文字目が「#」の行はsdbコメントとして扱われる。
コマンドintegに関連するsdbコマンドとしては、 「!integ」がある。先頭から!integコマンドまでの間のscnが1つの積分単位として 扱われる。なお、sdbフローの最後の行は!endコマンドでなければならない。

このコマンドはすべてのプロファイルを単純にチャンネルごとに積分する。 そのため、ある場合には物理的に意味のないプロファイルが出力される。 このような場合にはsmooth コマンドを適用する必要がある。
ロードされたプロファイルの 速度-チャンネル関係 and/or 天球上の位置 が最初のものと異なるときには、警告メッセージがコマンドシェルウインドウに出力される。が、このときも積分はおこなわれる。

フィルタ種別

.sdb | integ | .scn

オプション

-scn default_name
 
-weighted | -uniform | -rms
それぞれのプロファイルに重みをつける。With "-weighted" では、プロファイルデータ内に保持されている重みを使って積分する。"-uniform" では、すべてのプロファイルに等しい重みをかけて積分する。"-rms" では、プロファイルデータ内に保持されている rms を 1/(rms*rms) で重みに換算して積分に使う。

デフォルト

-scn default -weighted

参照

sdbflag, scnflag, sdbselect, smooth, .sdb, .scn

バグ

履歴

ver.1.00
1992/12/10 T.Handa
ver.3.00
1998/1/5 T.Handa
ver.3.20
1998/4.10 T.Handa
ver.3.40
2002/5/8 T.Handa (!integ, !end command support)

マニュアルのバージョン

2002/5/8 T.Handa