コマンド部についてはOHSとCISCOで異なっているため、 以降のセクションで詳しく解説する。
<Header> Observation_File_Name=000000.temp_cisco.ope Observation_File_Type=OPE Observation_Start_Date=00.00.00 Observation_Start_Time=19:00:00 Observation_End_Date=00.00.01 Observation_End_Time=06:00:00 </Header>の部分がへッダである。その観測手順書のファイル名などの情報が入るが、 現時点ではこれらの情報が参照されることはない。 ダミーのようなものなので、気にしなくても構わない。
<Parameter_List> DEF_CISCO=OBE_ID=OHS OBE_MODE=CISCO DEF_OHS=OBE_ID=OHS OBE_MODE=OHS DEF_IM=OBE_ID=OHS OBE_MODE=IMAG ... ... ... ... ## Object List HDF=OBJECT="Hubble Deep Field" RA=123649.690 DEC=+621311.10 EQUINOX=2000.0 PA=67.0 FS201=OBJECT="UKIRT Faint standard" RA=123649.690 DEC=+621311.10 EQUINOX=2000.0 PA=0.0 B30930=OBJECT="B3 0930+389" RA=093306.900 DEC=+384150.00 EQUINOX=2000.0 PA=33.0 SAO120671=OBJECT="SAO120671 8.2 F5" RA=144822.818 DEC=+071306.48 EQUINOX=2000.0 PA=0.0 </Parameter_List>がパラメータ定義部である。 パラメータと言っているが、エイリアス、という表現の方が正しいかもしれない。
観測手順書では、内部で繰り返し使われる文字列をここでパラメータとして 定義し、次で述べるコマンド部で用いることができる。 定義は非常に単純で、
そのパラメータは、SOSSのシステムにロードするときに置換される。 そのため、観測者がSOSSで見る抽象化コマンド列は以下のコマンド部にかかれた ものとは違っている。
このパラメータ部で、以下の三つのものを定義している。
もう少し詳しく説明しよう。抽象化コマンドのスクリプトファイル(スケルトン)は、 階層化されたディレクトリに収められている。OHSの抽象化コマンドの場合、 下の図のような構造となる。 (実際のスケルトンが収められている状態 を見るとよくわかる。)
OBE_IDとOBE_MODEは使いたい抽象化コマンド(のスケルトン) がどのディレクトリに収められているかを指定するパラメータなのだ。