Gaia DR2 からの距離を使い、 PNe の性質を調べた。1571 PNe の距離が得 られた。それらはベイズ推定で決められた。 | それらから精度の高いサンプルをえらび GAPN = Golden Astrometry PNe と 名付ける。GAPN リストを付す。 |
DR2 とのクロスマッチ HASH = Hong Kong/AAO/Strasbourg/Hα データベースにある PNe の 位置を CDS サイトを用いて、Gaia DR2 カタログとクロスマッチさせて 1571 PNe を Gaia 上に確定した。 GAPN サンプル Lindegren et al 2018 に従い、精度の高い星を選び出した。その基準は (a) UWE < 1.96 (b) RUWE < 1,4 (c) compact nebulae は落とす。(中心星より明るい可能性) 211 星が残った。これを GAPN = Golden Astrometry PNe と呼ぶ。 |
GAPN のチェック GAPN 星は skyserver を用いて SDSS 速攻で青い天体かどうか目で調べた。 距離の評価には Bailer-Jones et al 2018 のベイズ統計法を用いた。 これは銀河モデルに基づき、減光は考慮されていない。 結果の表は CDS で得られる。 |
3.1.銀河系内分布と完全性図1左枠を見ると星数は D = 2 kpc から減少し始め、最遠天体は 4 kpc である。 右枠には一般サンプル 1571 PNe の累積分布を示す。赤線は銀河モデルを使った 予測値である。D = 2.3 kpc までは予想値に合っている。これらから 2 kpc 強まで サンプルは完全と見做せる。 |
3.2.形態分類HASH カタログの分類を使うと、楕円型= 36 %, 双極型= 24 %, 丸型= 20 %, 星型= 6 %, 不規則型= 1 %, 非対称型= 1 %, 不明= 22 % である。 距離から半径も求まる。それらを図2に示す。 |
3.3.膨張速度と年齢ここでは、明らかに非球対称な形、連星、H-欠乏星を除く。 Frew 2008 から膨張速度を得て、先の半径と合わせて 45 天体の年齢を得た。 その平均は 23.4&plums;6.8 kyr である。 |
3.4.温度と光度距離から光度が分かるので HR 図を作れる。見かけ等級、赤化、温度は主に Frew 2008 を用いた。比較進化モデルは Miller-Bertlami et al. (2016) と、 Vassiliadis, Wood (1994) を用いた。時間の原点は log Te = 3.85 とする。 |
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