cubheadls
名称
cubheadls - .cub のヘッダの内容を表示する
使用法
cubheadls
[ -pipe | - | -nopipe ]
[ -sys_head | -system ]
[ -obs | -observation ]
[ -obj | -object ]
[ -ant | -antenna ]
[ -rx | -receiver ]
[ -be | -backend ]
[ -log | -obs_log ]
[ -hist | -history ]
[ -axis | -axes ]
[ -data_value | -data ]
[ -sp | -spurious ]
[ -bs | -baseline ]
[ -all | -not_all ]
[ -label ]
機能
cub データの指定されたヘッダの内容を表示する。
出力は標準エラー出力(UNIX/LINUX コマンドシェルを参照)で、
ふつうはコマンドシェルウインドウになる。
フィルタ種別
.scn | headlist | .scn
オプション
- -pipe | - | -nopipe
- キーワード -pipe または - は、
cub フローを次の処理に流す。
キーワード -nopipe はフローを次の処理に流さない。
- -sys_head | -system
- 主にシステムによって使われる情報を表示する。
ファイルのサイズ、データのタイプなどである。
不整合をチェックするためにこのオプションを使うことが多いであろう。
- -obs | -observation
- 観測についての情報を表示する。
プロジェクト名、スケジューラ名、スイッチングモード、観測日、
積分時間、観測者名などである。
- -obj | -object
- 天体についての情報を表示する。
天体名、座標系、on 点と off 点である。
- -ant | -antenna
- 望遠鏡のアンテナについての情報を表示する。
望遠鏡名、能率、ビームサイズである。
- -rx | -receiver
- 受信機/フロントエンドについての情報を表示する。
受信機名、サイドバンドモード、追尾速度、周波数、
rms ノイズレベル、データの重み、スケーリングファクターである。
- -be | -backend
- バックエンド/分光器の情報を表示する。
バックエンド名、チャンネル・周波数分散関係である。
- -log | -obs_log
- 観測ログデータを表示する。
観測地、気象条件、メモ、コメントである。
- -hist | -history
- 処理の履歴を表示する。
- -axis | -axes
- 画素データの軸を示す。例えば、間隔、範囲、画素数など。
- -data_value | -data
- 画素データの統計値を示す。
- -sp | -spurious
- スプリアスフラグを文字で表示する。
- -bs | -baseline
- ベースラインフラグを文字で表示する。
- -all | -none
- すべての情報を表示するか何も表示しないかを指定する。
ただし、spuriousとbaselineはこのフラグとは独立である。
- -label | -no_label
- プロファイル名を表示する。
デフォルト
- -none -label -prm headlist.prm
参照
.scn, csh, sh
バグ
- より細かい項目についてのオプションキーワードは用意されていない。
- 否定的フラグはサポートしていない。
履歴
- ver.1.00
- 1993/1/19 T.Handa
- ver.3.22
- 1998/5/25 T.Handa
マニュアルのバージョン
2003/1/29 T.Handa
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