Dynabook SS S5 に Vine Linux 2.6CR


インストール

まずはパーティション分割

リカバリーイメージがハードディスクの /dev/hda2 にインストールされている。 これを残しつつインストールする。 まずはUSBフロッピーで起動してパーティションを分割する。 リカバリを行うとWinXPは /dev/hda1に入る様子なので 以下のようにパーティションを分割。/dev/hda1,3-6 が /dev/hda2 の前に来るという変則的な分割になる。 パーティションテーブルは以下の通り。
デバイス ブート 始点 終点 ブロック ID システム マウントポイント
/dev/hda1 * 1 765 6144831 7 HPFS/NTFS /mnt/winxp
/dev/hda2 2173 2431 2080417+ 1c 隠し Win95 FAT32 (LBA)
/dev/hda3 766 829 514080 6 FAT16/mnt/msdos
/dev/hda4 830 2172 10787647+ 5 拡張領域
/dev/hda5 830 846 136521 83 Linux/boot
/dev/hda6 847 914 546178+ 82 Linux スワップ
/dev/hda7 915 1807 7172991 83 Linux/
/dev/hda8 1808 2172 2931831 83 Linux/home

Windos XP リカバリ

まずはマニュアル通り Windows XPのリカバリ。待つのみ。

ネットワークインストール

CD-ROMはついていないのでネットワークインストールをすることに。
karasuma (Dell Power Edge 1200C + Vine Linux 2.6)上にCD-ROMの 内容をコピーしてNFSエクスポート。 ネットワークインストールイメージのフロッピーディスクから起動して手順にしたがってインストールする。 これもひたすら待つ。

いろいろと変更

apt
/etc/apt/sources.listを編集

GRUB
grubをインストール。
apt-get install grub
grub-install /dev/hda

/boot/grub/grub.confを編集。

(2004/2/10)
fstab
/etc/fstab を編集。

NFS + automount


User追加
useradd -c "Kentaro Motohara" -d /home/motohara -g xxx -u xxx -s /bin/tcsh motohara
passwd motohara


サウンドの設定
sndconfig


その他いろんなソフトを導入
apt-get install a2ps
apt-get install fvwm2
apt-get install dvipdfm
apt-get install xqbiff
apt-get install gcc-g77
apt-get install xcolorsel
apt-get install xengine


起動時のサービスの選択
chkconfig --del webmin
chkconfig --del postfix
chkconfig --del httpd
chkconfig --del netfs
chkconfig --del kudzu
chkconfig --del proftpd
chkconfig --del sshd
chkconfig --del lpd
chkconfig --del autofs
chkconfig --del nfslock
chkconfig --level 345 ntpd on
chkconfig --level 345 proftpd on



ハイバネーション

(2004/2/10)修正 以前のものはここ

名大の小西さんから、swsusp2をkernel-2.4.22に組み込んでLet's Note C1で動いた、 という連絡をいただいた。

というわけで、いつものように小西さんのページを参考に(というかそのまま辿って)、swsusp2を組み込んで動かしてみる。
kernelの再構築
以前つくった kernel-2.4.22-0vl2S53 に、swsusp-2.0のパッチを当てる。



ハイバネーション用のスクリプト
swsusp.shのver.0.18を使う。小西さんによる修正版 (local) を使う。
$INSTALLER/suspend-vine.sh --install
ただ、復帰時に必要なモジュールがロードされないという問題があるので それを明示的に書いた /etc/suspend.confと入れ替える。
これでrootで
/usr/sbin/hibernate

とすることでハイバネートする。 ハイバネーションにかかる時間はこれによって以下のように変わった。
swsusp1.03 swsusp2.0
ハイバネート 13秒 ->13秒
復帰 ->40秒
電源ボタンでハイバネートできるようにするにはACPIの助けが必要。 次節で。

ACPI回りのインストール/設定

当初はAPMを使っていたのだが、バッテリ残量の確認とビデオ出力の選択しかできないのと、再起動しても ブートローダーの立ち上がり前で止まってしまうので何かと不便。
ACPIでもいろいろできるようになってきているみたいなのでチャレンジしてみることに。
acpid
まずはacpidを入れる。acpid-1.0.2-1.src.rpmを取ってきて
rpm --rebuild acpid-1.0.2-1.src.rpm
rpm -ivh $INSTALLER/acpid-1.0.2-1.i386.rpm
service acpid start
イベント反応のための設定
当然、acpidを動かしただけではいけなくて、acpiのイベントでどんなことをさせたいのかを /etc/acpi/events以下で 設定してあげないといけない。ここで設定したのは以下の2つ。
Fnキー設定
Dynabookのファンクションキーは、ビデオ出力制御以外はソフトウェア制御になっている。 そのイベントをacpiで取得してアクションを発行するためのtclスクリプト tclkeymon-0.22というのがあったので これを使うことにした。
ただ、特定の環境に最適化(Redhat?+GNOME)されて書かれており、Vineでは動かない。 大幅に改造したのがtclkeymon-0.22-motohara0.2.tar.gz (2004/3/9:アップデート)
オリジナルとの違いは
で、機能は以下の通り。
Fn+Escミュート
Fn+F1画面ロック(xlock)
Fn+F2CPUのパフォーマンスを切り替え
Fn+F5ビデオ出力切り替え(元々可能)
Fn+F6LED輝度増加
Fn+F7LED輝度減少
Fn+1音量減少
Fn+2音量増加

導入は以下の通り。
cd /usr/src/
tar zxvpf $INSTALLER/tclkeymon-0.22-motohara0.2.tar.gz
cd tclkeymon-0.22
cp tclkeymon /usr/local/sbin
cp toshibakey /etc/rc.d/init.d
chkconfig --add toshibakey
service toshibakey start
各種ステータス
ACPIのステータスを取得して表示してくれるソフトがなかなかない。 そんな凝ったものでなくてもいいので結局スクリプトを書いて、xtermに表示すればいいやということになった。
で、書きました。acpistat-0.1.tar.gzです。 なーんもたいしたことはしていなくて、ただ単に各種ステータスを標準出力に垂れ流ししているだけ。
acpistat
こんなの。

Windows XPの設定

WinXPとのデータのやり取りは /mnt/msdosパーティションを介して行うつもりだったのだが、 WinXPをサスペンドさせた状態でLinuxからここをいじるとファイルシステムを破壊してしまうらしいことが 判明。というわけで とすることにした。しかしこれで/mnt/msdosは無駄なパーティションだぁ。

問題点

ボチボチ解決していきたいねえ…
Last Updated 2004/3/9
kmotohara@ioa.s.u-tokyo.ac.jp

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