Space Velocities of Mira Variables


Osvalds, Risley
1961 AJ 65, 4960




 アブストラクト 

 ミラ型星の視線速度、周期、見かけ極大等級、極大期スペクトル、固有運動 を集めた。それらの(統計視差から?)周期グループの平均絶対等級を求めた。  絶対等級には、 TiO 吸収帯効果の補正を加えて、周期光度関係を 導いた。 また絶対極大等級から測光視差を決定した。


 本文 

 データ 

 ミラ型星の視線速度は Merrill (1941) から、周期と見かけ極大等級は GCVS から、固有運動は McCormick Obs. での観測値を集め、それらの平均値を表1に載せた。

 個々の星の測光視差 

 表1の第6列には極大時平均絶対等級を載せた。それを個々の星に適用して、 測光視差と接線方向速度を求めた。それらを Merrill 1941 の視線速度と合わせ、 銀河回転の研究を行った。

 空間速度 

 x = 銀河回転方向、y = 反中心方向、z = 北銀極方向とし、太陽に対して (dx/dt, dy/dt, dz/dt) の平均値を計算した。

表1.ミラ型星の諸特性