銀河系中心超大質量ブラックホールの精密観測について報告する。 ケック 10-m 鏡による 1995 - 2007 の位置観測と 2000 - 2007 視線速度観測に基 づき、S0-2 星のケプラー軌道は距離 8.0±0.6 kpc, MBH = 4.1±0.6 ×106 Mo, ブラックホール視線速度 0±30 km/s を与えた。もしブラックホールが銀河系に対し静止して いると仮定するなら、フィットへの制限は強まり、 Ro = 8.4±0.4 kpc, MBH = 4.5±0.4 ×10 6 Mo となる。 | もっと複雑なモデルでは 0.01 pc 以内に 3 - 4 ×105 Mo のダークマターが広がる。これは星と星残骸のモデルによる予想を 100 倍 上回る量である。我々の導いた Ro と Sgr A* の見かけ固有運動 から導いた太陽近傍回転速度 (θo = 229±18 km/s) は他の方法 での値と整合している。今回判明したブラックホール質量のより大きな値は MBH - σ 関係をよりよく合うものとした。 |
![]() 図2. ![]() 図4. |
![]() 図3. ![]() 図5. |
![]() 図6. |
![]() 図7. |
![]() 表3. |
![]() 表4. ![]() 図8. |
![]() 図11. |
![]() 表5. |
![]() 図12. ![]() 図14. |
![]() 図13. ![]() 表6. |
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