アブストラクトセロトロロのカーティスシュミット望遠鏡を使い、南天反射星雲を観測した。 星雲に埋もれている 136 個の南天星のカタログを示す。これ等の星の測光と 分光の詳細は Herbst 1975 AJ 80, 212 に示す。 |
1.イントロダクションvan den Bergh (1966) は北天の反射星雲をカタログ化した。カーティス望遠鏡 を使い、この仕事を南天に拡張した。 l = [250, 360], Δb = 12 である。 青は IIa-O/GG13, 赤は 098-02/RG2 である。 |
表1の内容 表1の内容は van den Bergh (1966) と同じである。星雲は光源が内部にある タイプ I と外から照らされているタイプ II に分かれる。輝線を伴う星雲も あり、その場合は "Em" とした。 減光 星雲が存在するフィールドの減光は Str = strong, Mod = moderate, Wk = weak に分けた。 |
サイズ D(B) と D(R) はブルー乾板とレッド乾板上での星雲の最大径を arcmin で 表したものである。 チャート 同定用のチャートを後ろに付けた。図の中には、星雲を照らしているわけで はないが、星雲に属する小さい星団のメンバーであるものも示した。 |
図1=星雲位置 図1(下)に今回の星雲の位置をプロットした。星雲分布はまだらである。 大きな集団がカリーナと l = [250, 270] にある。l = 275 には目立つ穴がある。 表1の星に対する UBV 測光と分光観測の結果から、南天反射星雲の大部分は R- アソシエイションに属することが判る。 注意点 (i) 南天サーベイの範囲は |b| < 6 |
(ii) 南天サーベイは星雲内の星を全て測定した。北天では BD, CD 星に限定。
その結果、南天星は平均して暗く、遠い。 (iiii) パロマ― 48インチ乾板ではカーティス 24 インチ乾板より小さな 1 arcmin の星雲まで見える。 (iv) 北天カタログは純粋な反射星雲のみを載せた。南天カタログは輝線が支 配的な星雲内の星も含む。 |