2KCCD SetUp Manual

  1. 真空引き
    1. デュワーをアジャスタブル・テーブルに乗せ、バルブ口と真空ポンプ口が合うようにテーブルの高さを調節する。
    2. デュワーバルブ口と真空ポンプ口を合わせてクランプで止める。 電磁弁を開けて真空ポンプをONし、真空計をONする。
    3. 10-4Torr台になったら、デュワーのバルブを全開にする。
    4. デュワーに冷凍機を接続する。
    5. 真空が10-6Torr後半になったら冷凍機をONにして冷却を開始する。 約2時間で-100°Cまで冷却される。

  2. 望遠鏡への取り付け
    1. 望遠鏡をNRESTにして、タイバーを取り付ける。
    2. 焦点部にデュワー台座を取り付ける。
    3. カメラを真空ポンプから外す。 注)ポンプのリークバルブが開になるまで作業を行わない。
    4. カメラを望遠鏡内部に運び入れる。作業には2人を要する。 一人がリフトの上からカメラを持ち上げ、あらかじめ望遠鏡内部に入ったもう一人が受け取る。
      注)リフト上昇時にカメラが乾板挿入部にぶつからないように注意。
      (発泡スチロール部にカメラを乗せ、押さえながらリフトを上昇させると良い)
      注)カメラを持ち上げる際は、コネクター部を掴まないように注意。
    5. カメラをデュワー台座に取り付ける。一人がカメラを持ち上げ、冷凍機ヘッドが 下側になるように乗せ、もう一人がネジ止めする。ネジが2本以上ついたら手を離しても大丈夫。(但し、ネジが全て止め終わるまで注意は怠らないこと)
    6. 冷凍機のホースを取り付けるコンプレッサーの圧力が正常ならスイッチを入れる 冷凍機コンプレッサーの圧力が21kgf/mm2未満の場合にはHeを補充する(補充方法はコンプレッサーに貼ってある)
      ※4〜6の作業はカメラの温度が上がらないようo来るだけ迅速に行なう。
    7. フィルターユニットを取り付ける。方向はシャッターソレノイドの切り込みが合うようにする。
    8. カメラ本体へのケーブルの配線ケーブルはコネクタと1対1対応になっており、 またラベルも貼ってある。

      ・ CCDクロック&信号 32p丸型コネクタ
      ・ 温度モニター 32p丸型コネクタ
      ・ フィルターコントロールボックス 26pフラットケーブル
      ・ フィルターユニット 50pフラットケーブル

      ※ CCDクロック&信号用の32p丸型コネクタの接続時は片手をデュワーに触れながら行い、絶対にコネクタピンにてを触れないようにする。

    9. ケーブルのたるんだ部分をバインダーで固定する

  3. VMEクレートxコントローラーの取り
    1. 望遠鏡をZRESTにし、観測台をVMEクレート等を取付けるのに適当な位置まで移動させる。
    2. 観測台にVMEクレート及び温度コントローラを乗せ、望遠鏡ラックまで上がる。観測台が上昇中はVMEクレートをしっかり押さえておくこと。
    3. VMEクレートの取り付け。電源ケーブルを先に通しておいてから、電源ユニットが向かって左側にくるようにしてはめ込み、4隅をネジ止めする。
    4. 温度コントローラーの取り付けVMEクレートの下段に取り付ける。

      • カメラからの温度モニター用ケーブル(アンフェノールRネクタ)およびRS-232C ケーブル(モジュラージャック)を温度コントローラーに接続し、電源を入れる。
      • 電源スイッチを入れた後、ヒーターのレンジがHIGHになっていることを確認する。
      • OFFになっていた場合はボタンを押してHIGHに変更する(各ボタンの説明は後述)。
    5. VMEクレートにケーブルを接続する。ケーブルにはラベルが貼ってあるので対応する コネクタに接続する。

      ・WSとの通信ケーブル 2p光ケーブル (VMIボード)
      ・クロック用ケーブル 96p角型コネクタ(CICボード)
      ・ADC出力ケーブル 36p角型コネクタ(VMIボード)
      ・フィルターコントローラー 68p角型コネクタ(CICボード)
      ・フィルター電源 5p丸型コネクタ(PIOボード)
      ・シャター信号 2p丸型コネクタ(自作PIO)
      ・シャタードライブ 5p丸型コネクタ(自作PIO)

    6. 安定化直流電源への接続。
       ��1) SEVAC(左)   GND→黒,  +25V→赤
       ��2) KENWOOD(中) GND→白,  -6V→青,  +6V→赤
       ��3) KIKUSUI(右) -16V→白,GND→黒,  +16V→赤
      
    7. まだVMEクレートの電源は入れない。

  4. ayameとの接続
    1. ayameにSbus通信ケーブル(カメラコントロール&データ転送用,1対の光ケーブル)とRS−232Cケーブル( 25P,モジュラーケーブル)を接続する。

  5. 動作確認
    1. 2KCCD観測マニュアルの1.観測準備 を参考にカメラを駆動させ、正常動作しているか確認して下さい。

      確認項目は

      の3点です。

  6. 取り外し
    1. messiaから抜けます。
    2. 望遠鏡をNRESTにし^イバーをつけます。
    3. SEVACのOUTPUT SWをOFFにする。
    4. 安定化直流電源KENWOODとKIKUSUIのOUTPUT SWを同時にOFFにします。
    5. 安定化直流電源SEVAC, KENWOOD, KIKUSUIのPowerをそれぞれOFFにします。
    6. 温度コントローラーのSWをOFFにします。
    7. VMEクレートtィルター用電源xコントローラーのコンセントを抜きます。
    8. 冷凍機のSWをOFFにします。
    9. カメラ本体のケーブルを外します外したケーブルは一まとめにして鏡筒に固定しておきます。
    10. 冷凍機のホースをは外します外したホースは鏡筒に固定しておきます。
    11. カメラを外します。フィルターユニットを取り外します。
    12. カメラを望遠鏡外へ出します。 一人がリフトに降り、上から降ろすカメラを受け取りますJメラをリフトにぶつけたりしないよう慎重に扱って下さい。
    13. デュワ台座を外します。ネジをなくさないように !
    14. 望遠鏡をZRESTにします15. 観測台を移動させ、望遠鏡ラックの位置までもっていきます。
    15. VMEクレートxコントローラーのケーブルを外します外したケーブルは邪魔にならないように、まとめて望遠鏡ラックにバインダーで固定しておきます。
    16. VMEクレートの光ケーブル用コネクタ(2ヶ所)にキャップを差しておきます。
    17. VMEクレートおよび温度コントローラーを外します。
    18. 観測台を下降させる時には、VMEクレートをしっかり押さえておきます。
    19. VMEクレートxコントローラーは観測床の整理棚の所定の場所においておきます。

  7. 温度コントローラーについて
    1. 温度コントローラとの通信 2KCCDで使用される温度コントローラはLakeShore製の Model 330 です。このコントローラは、 RS-232Cを介して遠隔操作する事が出来ます。
      コントローラーのパネル上での操作(ボタンによる入力)と同じことを遠隔操作で全て行なうことができますので、コントローラーパネルには(電源のON/OFFを除いて)できるだけ触らないようにして下さい。
      通常よく使うコマンドに関してはlksコマンド内で 'help' or '?'と入力することで簡単な日本語解説を見ることができます。
      参考にコントローラーのコマンドの一覧を1.3項に載せておきます。
      コマンドの詳しい解説はコントローラーのオリジナルマニュアルをご覧下さい。(マニュアルは本館エレキ室にあります)

      1. 温度モニタ
        温度センサは100Ωの白金抵抗測温体を2箇所に取り付けられています。1つは検出器の背後にあるヒートシンクに取り付けてあります。もう1つは、検出器測面に取り付けられています。したがって、こちらは検出器の温度をより良く反映しています。温度をモニタするためには以下のコマンドを実行します。

        % lks_sample ← ヒートシンクの温度をモニタする場合
        % lks_sample2 ← 検出器の温度をモニタする場合

        コマンドを停止させるためには、 と入力して下さい。

        注) lks_sampleコマンドは、プログラム内部でサンプリング`ャンネル (schn), サンプリング��jット(suni)を設定してますので、このコマンドを走らせた後には、この2パラメータが変更されてしまいます。

        lks_sample の場合: schn → A, suni → K
        lks_sample2の場合:schn → B, suni → K

        温度コントローラーのステータスを確認する際は、ご注意下さい。

      2. 温度コントローラのステータスの確認
        コントローラの設定の確認は、以下の会話的コマンドでも出来ますが、以下の コマンドを実行することで、基本的なパラメータの設定値一覧をみることが出来ます。

        % lks_status

      3. 温度コントローラの会話的設定
        コントローラの設定をWSから遠隔操作で変更するためのコマンドとして、 lksコマンドがあります。このコマンドで温度コントローラを会話的に設定 する事が出来ます。lksと入力することでコントローラーと対話的に通信でき ます。

        温度コントローラーのステータスを確認する際は、ご注意下さい。

      4. 温度コントローラのステータスの確認
        コントローラの設定の確認は、以下の会話的コマンドでも出来ますが、以下の コマンドを実行することで、基本的なパラメータの設定値一覧をみることが出来ます。

        % lks

        と入力すると、以下のような画面があらわれ、対話モードに移行します。

        klccd@ayame : ~/soft/site/lks% lks

        Lake Shore Temperature Controller
        --Serial communication program--Ver1.00

        Type bye||quit||exit||q to exit

        Type help||?to get help

        Lake_Shore : setp? ←現在の設定温度を調べる
        -110.00 ← コントローラーからの応答
        Lake_Shore : setp -110.00 ← 設定温度を-110.00°Cに設定
        Lake_Shore : setp? ←設定値を確認する
        110.00 ← コントローラーからの応答
        (設定値通りに変更されている)
        Lake_Shore : q ← lksコマンドの終了
        klccd@ayame : ~/soft/site/lks%

        注意) 温度設定を変更する場合は、コントロール`ャンネル(cchn), コントロール��jット(cuni)が正しく設定されているか確認して 下さい。
        (通常はcchn→B, cuni→Kです。)

        使用頻度が高いと思われるコマンドは"help" or "?"と入力すればOn-Lineで一覧が見れますが、以下にも掲載しておきます。

        コマンド内容
        sdat?現在の温度を表示
        (但し表示値はschnで選択したチャンネル,suniで選択した単位 であることに注意)
        setp? 温度コントロールの設定値を確認する
        setp xx.xx xx.xxに温度を設定する (単位に注意)
        range? ヒーターの設定を確認する
        range x ヒーターの設定 x=0 (off),1 (low),2 (med),3 (high)
        heat? ヒーターの出力割合を確認する ( % で表示される )
        cuni? 温度コントロールの単位を確認する。 [ K, C, V, R(Ω), S(sensor unit) ]
        cuni x 温度コントロールの単位を設定する
        suni? サンプリングするデータの単位を確認する
        suni x サンプリングするデータの単位を設定する
        cchn? コントロール・チャンネルを確認する A or B
        cchn x コントロール・チャンネルを設定する
        schn? サンプリング・チャンネルを確認する A or B
        schn x サンプリング・チャンネルを設定する

        以下の設定はよほどのことがない限り変更しないで下さい。
        gain? ゲイン(P)の設定を確認する
        gain xゲイン(P)を設定する 0 < x < 999 (通常は150)
        rset? リセットパラメータ(I)の設定を確認する
        rset xリセットパラメータ(I)を設定する0 < x < 999 (通常は2)
        rate? サンプリング周期(D)の設定を確認する
        rate xサンプリング周期(D)を設定する 0 < x < 200 (通常は0)
        tune? オート・チューンのモードを確認する
        tune xオート・チューン・モードを設定する
        0=Manual, 1=P, 2=PI, 3=PID,4=Zone (通常は0)

        ※ 温度コントローラの設定値は下記の通りです。

         === LakeShore CNTL. Status ===
        
         SMPL CHN.  =        A
         SMPL. Unit =        K
         set Temp.  =  -110.00
         CNTL CHN.  =        B
         CNTL. Unit =        C
         P          =      150
         I          =      002
         D          =      000
         Heat mode  =        3
         Output     =      000
         Tune Mode  =        0
         [rem. 0-Man. 1-P, 2-PI, 3-PID]
         Curr. Temp.=  +170.00
        

    2. 温度コントローラパネルについて
    3. Lakeshoreの温度コントローラーはリモートで全て設定が出来るので、パネルを操作 する必要は基本的にありませんが、何等かの理由により、パネル操作が必要な場合に備えて、 パネルの概要を説明しておきます。(詳細はオリジナルのマニュアルを読んで下さい。リアパネル)

      • >パネルのボタンで設定を行った場合には、最後に必ずを押して下さい。を押すことで初めて設定値が更新されます。
      • 入力を取り消す場合は、を押さずに、を押す。
      • 変更したい項目のボタンを押した後に、▲▼ボタンで設定を変更する。
      • 変更する前に必ず現在の設定値を控えておく。
      • WSでlks_statusコマンドを実行することで設定値全般をチェックできる。
      • パネルまたはリモートで設定を変更しても、lks_sample,lks_sample2コマンドを実行すると一部設定が変更になります(コマンド・ソフト内で変更設定しているため)。

      Unit 温度表示の単位を変更する (K, C, V, Ω)。 ▲▼ボタンで変更
      Baud Baudレートを変更する ( 300 or 1200 )。 ▲▼ボタンで変更
      Address IEEE-488を使った場合のaddressの設定 (未使用)
      Channel コントロール,サンプリングの各チャンネルの設定。 ▲▼ボタンで変更
      Input Type センサーの設定を表示 ( 表示のみ )
      Curve センサーの特性曲線の選択 ( 絶対に変更しないこと )
      P コントロール・ゲインの設定 ( 通常は変更不要 )
      I コントロール・リセットの設定 ( 通常は変更不要 )
      D コントロール・周期の設定 ( 通常は変更不要 )
      Heater ヒーター出力の設定 ( OFF,LOW,MED,HIGH ) ▲▼ボタンで変更
      Set Point コントロール温度の設定 ▲▼ボタンで変更
      Control コントロール開始
      Escape 設定のやり直し
      ▲ sample windowの設定変更に使用
      ▼ control window の設定変更に使用
      Enter 設定の最終入力
      Local Local/Remoteモードの切り替え
      SoftCal silicon diodeの特性曲線の較正用 ( 通常は使用しない )
      Autotune Auto Tuneモードの設定 ( P,PI,PID,Zone,Off )

      最後に表示パネルの説明をしておきます。 表示パネル上側がサンプリング`ャンネルの情報,下側がコントロール`ャンネルの情報を表示しています。

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