scn2fits
名称
scn2fits - scnのデータ1つを含むFITSファイル1個を作る
使用法
scn2fits
[ -fits_name ファイル名 ]
[ -pipe | - | -nopipe ]
[ -shortheader | -longheader ]
[ -fitsdim 次元数 ]
機能
scnフローから対応するイメージFITSファイルを生成する。
できるFITSファイルは実質1次元の画像ファイルであるが、
オプション指定によって、形式的に3次元にすることができる。
この場合、2つの軸は要素1となり、
実質的には天球上の位置情報の意味しか持たない。
フィルタ種別
.scn | scn2fits [ | .scn ]
オプション
- -fits_name ファイル名
- 出力するFITSファイルの名前。
ただし、2つ以上のscnを流すと、この名前で全て上書きしてしまうので
事実上、最後のscnしか処理できない。
- ファイル名として"-"あるいは"auto"を指定すれば、
FITSファイル名は入力scnのファイル名から
自動的に拡張子をscnからfitに変えたものに変更して処理する。
- -pipe | - | -nopipe
- キーワード -pipe または
-は、.scnフローを次の処理に流す。
キーワード-nopipe は、フローを次に流さない。
- -shortheader | -longheader
- -shortheaderを指定すると、出力FITSについて
2880byteを越えるヘッダー部分を作成しない。
つまり、生成されるFITSのヘッダーはFITSの1ブロック目に限定される。
- -longheaderを指定すると、この制限はない。
- -fitsdim 次元数
- 生成されるFITSの形式的な次元数を指定する。
- 1なら座標情報は、GLONGやGLATなどといった
画像軸とは別のタグでヘッダーに記録される。
- 3なら上記に加えて、天球座標値を画像座標軸の第2・第3軸の座標値としても
FITSヘッダーに記録する。
どの座標系を採用するかは、scnのデフォルト天球座標の指定による。
デフォルト
- -prm scn2fits.prm
- -fits_name auto -nopipe -shortheader -fitsdim 1
SEE ALSO
.scn
バグ
- -fits_nameを指定した際にも上書きを回避すべきだが、そうなっていない。
履歴
- ver.3.00
- 2006/12/07 T.Handa
マニュアルのバージョン
- 2007/1/19 T.Handa
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