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東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画

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チャナントール山頂で地鎮祭が行われました

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▲今回地鎮祭に参加した東大メンバー(9名)と司祭等。

TAOは南米チリのアタカマ地方のチャナントール山頂に建設されます。チャナントール山は地元の方々にとって聖なる山であり、我々はその場を最新天文学の場として利用することになります。この辺りは人間の生活は自然と神との協調・共生をベースとした文化が根付いており、単に土地の利用ではない地元の方々の理解と協力が必要となります。

そのような背景を受け、山頂での道路整備、天文台の建設を目前に控えた2017年12月20日にチャナントール山頂で地鎮祭が執り行われました。同様の儀式はminiTAO建設時の2006年にも行われましたが(チャナントール山山頂アクセス道路開通!)、今回6.5m建設にあたり、改めて神々の許可と建設の無事とプロジェクトの成功を祈念し、地鎮祭が挙行されました。

地鎮祭では司祭をお呼びし、現地の通例に倣って様々な儀式が進められました。 まず、山頂に上がる前、直下の麓で山頂に上がってよいかどうかの許可を得る儀式があります。司祭による無事許可が得られたという言葉の後、今回のキャラバンは見慣れた山道を山頂へと向けて歩を進めました。

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▲ チャナントール麓での前儀式の様子(左)。やはりお酒は欠かせない。中央が司祭(右)。
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▲ 山頂に到着したメンバー(左)。早速儀式の準備。儀式はTATAIの記念碑の前で行われる(右)。

儀式は司祭の言葉から厳かに始まります。主な内容は、miniTAO建設以来、我々がこの地を使わせて頂いたことへの感謝の念、そして今後6.5m望遠鏡の建設に向けて、聖なる地の使用を許して頂くこと、建設の安全と完成への祈念、そして多くの科学的な成果が得られるよう安定した気候をもたらしてくれるよう空(神)への懇願などです。

儀式には多くのお酒が神や大地へと振る舞われます。我々も一緒にお酒を頂くことで、神およびメンバー全員思いを一つにしました。(勿論ドライバーは飲まずに形だけでした。)さらにコカの葉を捧げるのが南米(チリやボリビア)式のようです。

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▲ 大量のお酒(左)と、コカの葉を使った祈りの儀式(右)。

メンバーを代表して吉井教授の挨拶、インテレクト岩野氏および地元代表によるによる道路や基礎の建設の許可と安全祈願、そして全員による乾杯で儀式は無事終了しました。

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▲Salud !!
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▲記念撮影!

下山後、さらに親交を深めるためにサンペドロ・デ・アタカマで昼食会も開かれました。参加者個々人の情報交換、情報共有、そして雑談と和気藹々とした時間を過ごす事ができました。

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Coffee Brake

「ペニテンテ」

山頂までの道すがら、この時期には尖った形をした奇妙な形の残雪が見られます。これは「ペニテンテ」と呼ばれ、アンデス山脈やヒマラヤ山脈など標高が高く厳しい環境で見られる景色です。強い太陽光、低い気温、低湿度、強風などの気象条件下でしか現れません。天体観測は基本的に夜に行われますが、アタカマでは昼間でもこのような屹立するペニテンテや、果てしなく続く乾いた大地、フラミングが舞い降りる塩湖などため息が出るような景色を観ることができます。

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