今日は4人同時。ただ、端末が2台しかないので交代でこないだ取ったデータ解析を行う。 システム効率は結構ばらついて、7-20%くらいになった。なんでこんなに散らばるんだ。 限界等級は10-11mag (1sec/SN=5) で、児島・橋本組の方はその実証観測してみる。 Aladin を使って、Hipparcosのカタログから対象をピックアップする。 星はEpsilon Casのそばの9.8等星。 ところが、1sec積分ではEpsilon Casしか写らない。 しかもバックグラウンドが0になっている。 へんだなー。 で、10秒積分をすると、バックグラウンドも写り、対象の星も しっかり写っていた。 なんでだー。 で、その後で色々と考えていたが、どうも原因はデータの取得方法にあるようだ。 問題は ・データ取得時にバイアス、ダーク引きを自動で行うモードになっている ・保存されるデータはushort であるということ。 おそらく、バイアス、ダークがそうであるべき値よりも大きいために、背景がnegativeになってしまっていて、 しかもushortでFITSにしているので0よりも小さい値がすべて0になってしまっているせいでは。 こう考えると、システム効率が2倍以上にばらつく原因も理解できる。 すなわち、バックグラウンドのレベルが実際よりも大きく(0として)測定されてしまっているので その分だけ天体のカウントが小さくなっているのでは。 と考えると、おそらくはカウントが小さいデータを使ったシステム効率の方が 小さい値になっているのでは。 要検証だが、来年以降はバイアス・ダークの自動差引はなし、shortで保存するように しないといけなさそうだ。