Hawkins 1983 は (l, b) = (356, -47) 方向の 16 平方度領域で変光星の 自動検出観測を行った。しかし、ミラ型星は一つも見つからなかった。ハローの 密度勾配を R-3.5 (R=銀河中心距離)と仮定し、その太陽近傍密度 を円盤の 1/500 と仮定し、Jura, Kleinmann 1992 の太陽近傍ミラ密度を使うと、 Hawkins は11個のミラ型星を見つけても良かったはずである。 | 勿論星間減光や変光巾にも影響する。しかし、ミラを検出できなかったことは、 銀河系ハロー星はミラ型星に進化しないことを示唆する。これは、Frpgel, Elias 1988 の [Fe/H] ≥ -1 の球状星団にのみミラ型星が見つかるという結果とも合う。 |