Warner Swasey Observatry における赤外銀河系サーベイによる乾板を用いて、 M 型星の銀経分布を調べた。M7 またはより晩期の星が円盤を形作り、その密度 は銀河中心距離と共に低下するという仮説を支持する結果が得られた。より早 期 M 型星も円盤種族を形成するだろうが、集団化の傾向も見られる。 | 太陽近傍での空間密度は 106 pc3 当たり、2 (≥M7), 3 (M5, M6), 24 (M2-M4) である。太陽近傍で ≥M2 星は星質量の 0.1 % を 占める。(早期 M 型星/晩期 M 型星)比は銀河中心方向に近づくに連れ減少する。 |
![]() 表1.観測データ |
![]() 図1.M 型星の銀経分布。縦軸は透明25領域での 1 平方度当たり M 型星の数。 |
![]() 図2.≥ M7 星と RR Lyr 星の銀経分布の比較。 |
![]() 図3.≥ M7 星の銀経分布と銀河系質量との比較。 |