ハローフィールド星CMD


    



 平坦な光度関数

 右図の2本の帯は左側がハロー、右側が円盤星によるものである。 ここで問題にしたいのは、ハロー帯を形成する星がターンオフの2等 以内で占められている(Reid, Majewski 1993) のは何故かということである。 問題を単純にハローの星の密度を

     n(r) ∼ r-p

光度関数 Ψ(M) を、M = 絶対等級、m = 見かけ等級 として、

 dNNORM = Ψ(M)dM ∼ { 0 (M < +4.5 )
Mα dM (M ≥ +4.5=MTO )


 見かけ等級分布はどうなるのだろう?

     dN = n(r)Ψ(M)Ωr2drdM

log r(pc) = 1 + 0.2m - 0.2M なので、(M, r) 表示から (M,m) 表示に移ると、

 dN = Ωn(r)Ψ(M)r2 | ∂M/∂M, ∂r/∂M |  dmdM
∂M/∂m, ∂r/∂m


         = Ωn(r)Ψ(M)r2 (r×2.3026×0.2)dM dm

{ Mα10(1-0.2M+0.2m)(3-p)dMdm (M ≥ MTO )
0 (M < MTO)


M の部分だけとると、

        ∼ Mα10-0.2M(3-p)dM


図 SA 57 北銀極方向のCMD。