Possible Relation between an OH Source and an IR Object in the Orio Nebula


Raimond, Eliasson
1967 ApJ 150, L171 - L172




 アブストラクト 

 オーエンスバレイ2素子干渉計でオリオン OH 源の位置を決めた。 BN 天体付近から出ていることが分かった。  収縮している星間雲が OH ライン源らしい。


 観測結果 

 観測 

 1967 年1月―7月にオーエンスバレイ2素子干渉計により、明るい OH 源を 数個観測した。ここではオリオン星雲の OH 源について報告する。観測の結果、 OH 源の位置は Becklin, Neugebauer (1967) と一致した。表1にその位置を示す。

 OH 源の位置 

 ここに示したデータは 1665 MHz ラインの明るい成分、 3 - 11.5 km/s と 6.0 - 6.6 km/s のものである。OH 点位置は赤外源から 東西方向に 30" 伸び た赤外領域内にある。残念ながら南北方向の領域はデータがない。したがって、 それらと KL 天体との関係は不明である。
 OH 源の赤外観測が必要 

 赤外源と OH 源は近接しているらしい。Solomonn 1967 のモデルでの 収縮しつつある星間雲内で OH ラインが形成されるという仮説がもっとも らしい。OH 源の赤外観測が必要である。



表1.OH ラインと赤外の点源位置