Washington Photometry of 14 Intermediate-Age to Old Star Clusters in the SMC


Piatti, Claria, Bica, Geisler, Ahumada, Girardi
2011 MN 417, 1559 - 1575




 アブストラクト 

 セロトロロ 1.5 m 鏡による SMC 星団 L3, L28, HW66, L100, HW79, IC1708, L106, L108, L109, NGC643, L112, HW84, HW85, HW86 のワシントン測光 C, T1, T2 を 行った。総計 213,516 星の測光を各 14.7'x14.7' 領域系14星団に対して行った。 CMDは周辺領域の星を参照にしてフィールド星の統計的除去を行った。 (T1,C-T1) CMD へのT等時線フィット、δ (T1) 指数から星団の年齢とメタル量を決めた。  やや低メタルの ヒアデス型星団を除き、残りの 13 星団は 1.0 - 6.3 Gyr の中間年齢ー高齢 星団であった。メタル量は [Fe/H] = -1.4 から -0.7 に分布した。文献値と 合わせ、計 43 の 1 Gyr より高齢の星団サンプルが得られた。そこから年齢 分布を改訂した。t = 2 Gyr と 5 Gyr に超過がある。SMC 誕生から 4 Gyr の 間は星形成率は一定であったらしい。


 2.観測 


表1.星団観測ログ




図1.L28領域全ての星の CMD.




表2.L3 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。




表3.L28 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。


図2.左上:L3 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは明るさ に比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.

図3.左上:L28 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは明るさに 比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.





表4.HW66 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。




表5.L100 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。


図4.HW66 左上:星団領域のファインディングチャート。点の大きさは明るさに 比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.

図5.左上:L100 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは明るさに 比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.





表6.HW69 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。




表7.IC1708 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。


図6.左上:HW79 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは明るさ に比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.

図7.左上:IC1708 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは 明るさに比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.





表8.L106 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。




表9.L108 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。


図8.左上:L106 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは明るさに 比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.

図9.左上:L108 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは 明るさに比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.





表10.L109 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。




表11.NGC643 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。


図10.左上:L109 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは 明るさに比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.

図11.左上:NGC643 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは 明るさに比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.





表12.L112 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。




表13.HW 85 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。


図12.左上:L112 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは 明るさに比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.

図13.左上:HW84 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは 明るさに比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.





表14.HW85 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。




表15.HW86 星団領域の CCD CT2T2 データの一部。


図14.左上:HW85 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは 明るさに比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.

図15.左上:HW86 星団領域のファインディングチャート。点の大きさは 明るさに比例する。 右上:拡大領域内の星の CMD. 左下:周辺同じ大きさの領域の CMD. 右下:フィールド星除去後の CMD.


  


表16.T1, (C-T1) エラーと T1 の関係  

表17.測光エラーの比較  



表18.SMC 星団の基本性質

 4.星団の基本性質 


図16.フィールド星除去後の星団 CMD の例1。実線=ベストフィット等時線。破線= エラー範囲。表19の第6,8列を見よ。  

図17.フィールド星除去後の星団 CMD の例2。実線=ベストフィット等時線。破線= エラー範囲。表19の第6,8列を見よ。  



図18.フィールド星除去後の星団 CMD の例3。実線=ベストフィット等時線。破線= エラー範囲。表19の第6,8列を見よ。  

図19.フィールド星除去後の星団 CMD の例4。実線=ベストフィット等時線。破線= エラー範囲。表19の第6,8列を見よ。  


 5.解析と議論 


図20.表5にある SMC 星団の年齢分布  



表19.SMC 星団の年齢