2MASS 7 領域のデータからブザンソンモデルとのフィットで円盤の構造パラ メターを決めた。 | 薄い円盤のスケール長は 2.8±0.3 kpc, 厚い円盤は 3.7 kpc でスケール高は 860 pc, 局所密度は薄い円盤の 3.5 % である。 |
2.データ2MASS 7領域総計 68 deg2 。3.モデル改訂ブザンソンモデル Robin00, Haywood97 は、薄い円盤、厚い円盤、 ハロー、バルジの4成分から成る。薄い円盤 薄い円盤は独自のスケール高と年齢を持つ7つの等温成分の重ね合わせで 表現される。それらは Einasto 1979 密度則に従う。星種族は一定 SFH と 3勾配 IMF で形成されたと仮定している。 |
厚い円盤 これも垂直、動径方向に指数関数型の分布を仮定する。星種族は一時に形成 され、メタル量は -0.7 dex とする。 星間物質 星間物質の分布は薄い若い円盤の密度分布と同じ形を仮定する。スケール高 140 pc, スケール長 5 kpc である。デフォールト減光則は 0.7 mag/kpc で ある。 |
![]() 図1.薄い円盤のスケール高による尤度変化 ![]() 図2.厚い円盤のスケール高による尤度変化。n は厚い円盤の局所密度比。 |
![]() 図3.厚い円盤の局所密度比による尤度変化 ![]() 図4.厚い円盤のスケール長による尤度変化 |
薄い円盤のスケール長=2.8 kpc, 厚い円盤のスケール長=3.7 kpc, スケール高= 860 pc, 局所密度比 3.5 %. |