Syudies in Galactic Structure I. A Preliminary Determination of the Space Distribution of the Blue Giants


Morgan,W.W., Whitford, Code
1953 ApJ 118, 318 - 322




 アブストラクト

 O - A 型明るい巨星の分光視差を求めた。全部で 27 の恒星集団をカタログ化した。 内7つは l = 311° - 346° 太陽から 1400 pc に位置し、太陽と銀河中心 の間に横たわる腕の一部である。太陽が含まれる腕は、二つに分裂しているようだ。

 本文 

 明るい早期型星の分光視差 

 ヤ―キス天文台で明るい早期型星の分光視差を決めた。選ばれた星は、

(1)O5 - B1 の星全て。

(2)B2Ia -A5Ia, B2Ib - A5Ib, B2II - B5II, B2III - B3III

これらの星の可視絶対等級の暗い方の限界は -3 付近である。これらの星の 大部分ははっきりした集合に含まれる。これら27の集合までの距離を決め、 表1に示した。lII ∼ lI + 32 である。
 集団の位置 

 図1にそれら集団の位置を示した。小さい円は Stebbins,Whitford の 赤外観測、大円はSharpless, Osterbrock の可視像からの銀河中心核領域である。 銀河中心距離は 9 kpc とした。

 腕 

外側の2本の腕ははっきり見える。第3の腕の一部銀河中心方向 1.4 kpc の 所に見える。表3に示した8個の非常に遠方の星も図に白丸で示した。

 太陽の属する腕 

 集団 III Cep, I Cam, I Aur, I Gem, I Mon は太陽を含む腕に属している。


       

 図1.黒丸=早期型星集団。白丸=遠方の早期型星。銀河中心距離 = 9 kpc 







 表1.早期型星の集団 





       

 表3.遠方早期型星 







       

 表2.早期星集団のメンバー