SDSS と Galaxy Zoo からの銀河サンプルをモデルと比較し、銀河系と M31 はどちらも銀河全体の性質が大きく変化する時期にある証拠を 見出した。![]() 表1.銀河系と M31 全体の性質 ![]() 図2.灰点=Galaxy Zoo からランダムに選んだ 2 % サンプルの 恒星質量対 (B-V) カラー。緑等高線=(a),(b),(c) 基準で選んだ (銀河系/M31) 類似銀河の分布。対数等間隔。(a)2.3節の基準。渦状銀河、 10.66 < log(M/Mo) < 11.12, SDSS fracdev value = 0.1 - 0.5 (Sb/c 形態), 正対(赤化を最小に)。 (b)全傾斜角の銀河を含める。 赤化の影響が大きい。 (c)正対する全渦状銀河。(a)と同様青銀河増加。大きいバルジの効果で赤も 多い。 ![]() 図4.モデル銀河の星形成率分布。 ![]() 図6.モデル類似銀河の冷たいガス質量の分布。 ![]() 図8.(上)標準銀河形成シナリオ。(下)「緑の谷」受容的進化する 銀河から示唆されるシナリオ。こちらではクエーサー期がない。これは 冷たいガスが既に無くなってしまうからである。 | どちらも明らかな青種族と赤種族との中間にいる。銀河サーベイでは そのような「緑の谷」にいる銀河は 5 Gyr 以内に星形成を停止する。この 発見は我々自身の銀河の将来を規定すると共に、このような銀河変換を 間近に研究するチャンスを与える。![]() 図1.Galaxy Zoo 全サンプルの恒星質量対 (u-r) カラー。等高線は実値で 等間隔。点線=サンプルの絶対等級限界。実線=カラー種族の分割線 (Baldry et al 2006)。斜線= Δ(u-r)=±0.1 の境界域= 「緑の谷」。 ![]() 図3.モデル銀河のカラー分布。図1、2との類似は明らか。 ![]() 図5.モデル類似銀河の年齢分布。 ![]() 図7.モデル銀河のブラックホール質量分布。赤銀河の方が2倍大きい ブラックホールを有する。 |