Pan-STARS 1 (PS1) による M31 探査 (PAndromeda) は重力レンズを探す事を目的と
している。PS1 はハレアカラ 1.8 m 鏡+60 CCD チップ (0".258/pixel) による観測で、
7 平方度の視野は M31 全体を一度に撮れるので、20 分露出観測を
毎日行った。2010 年に 91 晩の観測を行った。 rP1 で 90 晩、
iP1 で 66 晩である。
図1. Giga Pixel Camera (GPC) とその 60 検出器。赤番号は青番号と
同じだが、観測中は 90° 回転される。各検出器は 4872 ×
4872 ピクセル (0.258 arcsec/pixel) から成る。GPC の視野は 7 deg
2 である。検出器 14 は動作しない。
図3. プログラムステップの概念図。
図5. スカイセル 078 の差分画像。
(左) 拡大図。白=正、黒=負の残差は変光を示す。(右):M31 中心 20'×20' 。
白丸= M31 中心(左下の十字)から 5' 半径。白四角=左
図11. セファイド変光曲線。P=45.6 d. M31 中心から 20'
図13. 新星
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予備的な研究として、M31 中央 40' &timmes; 40'、円盤部 20' &timmes; 20'、
位置観測用 20' &timmes; 20' を研究した。 PSF は重力効果検出には十分適して
いることを確認した。ここでは6件の重力レンズ候補の例を示す。セファイド、
新星、食連星の例も一つづつ示す。
図2.観測 cadence. ヒストグラムは M31 訪問回数。黒線は月齢。1が満月、
0が新月。赤線は M31 と月との距離。
図4.参照画像 skycell 077. skycell はギャップにあたる。
図10. 測光精度。左:バルジフィールド。右:円盤 。
黒線=予想エラー。赤=スカイ、緑=リードアウト、
青=天体、マゼンタ=シンチレーション。
図12. 前景食連星の変光曲線。
図14. 6つのマイクロレンズの場所。
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