Magnetic Fields and Outer Rotation Curve of M31
Ruiz-Granados,Rubino-Martin,Florido,Battaner 2010 ApJ 723, L44 - L48
M31 回転曲線の最近の観測は外側での上昇を示し、それは通常のダークマター モデルや、衛星銀河による円盤への摂動では説明されない。本論文では薄い円盤 内部の磁場の影響による力学効果でこの現象を説明する。
通常物質の分布に対しては標準物質分布を、ダークマターに対しては Navarro-Frenk-White モデルを適用し、そこに磁場による回転曲線への影響を 加えた。この影響は非軸対称なパターンを持つ。
磁場を考えるとフィットが著しく改善されることが判った。最良解は磁場の 振幅 ∼ 4 μG で動径距離 10 - 38 kpc で弱い変化を示す。
図1.上 Chemin et al 2009 データ、下 Corbelli et al 2010 データ。 実線=磁場入り。点線=磁場なし。