M32 付近 2 領域を Advanced Camera for Survey/ High Resolution Channel (ACS/HRC)
により各 16 軌道観測した。バンドは F435W (狭帯B) と F555W (狭帯V) である。
主領域 F1 は M32 中心から 1'.8 離れている。第2領域
F2 は 5'.4 離れ、 M31 が背景に乗っている。
![]() 図1. F1, F2 = M32 の観測領域。F3, F4 = パラレル領域。 ![]() 図3.F2 フィールドでの RR Lyr。画角= 5'。 ![]() 図5.図4の拡大。数字は表の RR Lyr 番号。 ![]() 図7.フィールド2 RR Lyr の変光曲線。B バンド点は見やすさのため 2 等 上げてある。 ![]() 図9. F1 フィールド中の M32 RR Lyr 星の期待値。(左) F1 と F2 の星のみを 考えた時。(右)F1 - F4 から求めた時。 ![]() 図11.F3, F4 フィールドに対する変光検出の確率スペクトル。 ![]() 図13.(上)F5, (下)F6 の変光検出の確率スペクトル。 ![]() 図15.Bailey Diagram = V バンド振幅対周期。赤=F1, 青=F2 の RR Lyr. 灰色= F3 と F4 で発見(S09)された RR Lyr. マゼンタ=F7 (Brown et al 2004) 丸= FU, 三角=FO。FO は低振幅で短周期、 FU は線形系列(周期が伸びると振幅が減少)に並ぶ。 実線=Oosterhoff タイプ I, 破線=Oosterhoff タイプ II 関係。タイプI に 沿っている。 ![]() 図17.赤化効果なしの Wesenheit 指数 〈V〉 - 3.1 (B-V) 対 log P 図。シンボルの意味は図14と同じ。実線=F1 星。破線=F2星。 |
この結果は M32 が古い種族を含むことを立証するものである。この種族は
M31 の古い種族と区別し難いように見える。何故なら、M32 と M31 の RR Lyr は
似た平均 V 等級、平均周期、ベイリー図上での分布, RRc/RRtotal を示すからで
ある。
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