HST/ACS を M31 11.5 kpc ≤ Rproj ≤ 45 kpc 14 箇所で
サーベイした。点の多くは INT/WFC 画像サーベイで見つかった連なる副構造を
サンプルしている。他の点は円盤上より広がった箇所を撮像した。星種族を
比較した結果幾つかの明瞭な傾向が明らかになった。
![]() 図1.INT/WFC サーベイ(Irwin et al 2005) による RGB 星分布図(95kpc×125kpc) 上に、HST/ACS 観測点(赤 0.8kpc×0.8kpc)をプロットした。 |
「ストリーム的」フィールドの空間及び視線速度分布を最近のジャイアントストリーム
母天体軌道モデルと比較した。両者はきれいに一致した。「ストリーム的」フィールド
は内側ハローの色々な場所を横切っており、この事件が原因で高い汚染が起きている
ことを実証した。
![]() 図2.混み具合による測光完全度の変化。 |
![]() 図5a.(左)レッドクランプの光度関数とピーク等級。(右)レッドクランプの カラー分布 ![]() 図6.完全性を補正した、「ストリーム的」と「円盤的」な光度関数の比較。 両者は レッドクランプ と AGB バンプ の中間で合わせてある。 ![]() 図9.図4と同じだが、「ストリーム的」領域。 |
![]() 図5b.(左)レッドクランプの光度関数とピーク等級。(右)レッドクランプの カラー分布 ![]() 図8.Fardal et al 2007 のシミュレーションが示すジャイアントストリーム 潮汐デブリと観測領域の配置関係。緑=ジャイアントストリームが最初の近銀点 通過軌跡に降りかかっている。赤=第1回の近接遭遇の後北東シェルに吹き広がる 様子と第2回近銀点への接近。マゼンタ=第2接近後に吹き広がった物質が西側シェル へ集まる様子と第3回接近。青点=第4接近。 「ストリーム的」領域(白丸)とシミュレーションの潮汐デブリとの一致は 素晴らしい。「円盤的」領域は黒三角で示され、「混合」領域は黒い星。 ![]() 図10.「混合」領域でストリームと円盤の相対比を調べる。 (左)規格化した色等級図。(中)スパー領域とジャイアントストリーム領域の 色等級図を異なる割合で混ぜ合わせたもの。(右)観測とモデルの差。 前と同様、赤は過剰、青は不足を表わす。 |