Formation of a giant HI Bridge between M31 and M33 from Their Tidal Interaction

  Bekki,    2009 MN 390, L24 - L28

 M31 と M33 の間の相互作用を過去 9 Gyr 様々な軌道を仮定して計算した。4 - 8 Gyr 昔の強い潮汐作用で M33 から HI ガスを引きはがし、現在観測される ような HI ブリッジを作ることを示した。




図1.モデル M1 におけるガス粒子の分布。黒丸=M31。7 つの四角= HI ブリッジ が観測された箇所。


図3.モデル M1 におけるマゼンタ=星、シアン=ガスの分布。 (左)X-Y 面。中心は M31(右) Z-Y 面。拡大されていて中心は M33.

 モデル中で観測されるような HI ブリッジを作るのは 0.01 % であった。したがって、 観測されるブリッジの構造は M31 - M33 軌道にある程度の拘束を課する。M33 の 外側ウォープは過去の M31-M33 相互作用の遺跡かもしれない。また、最近 M31 で 見つかった高速雲は M33 起源の可能性がある。




図2.モデル M1(上)と M2(下) における M31, M33、銀河系の相互距離の変化。


図4.モデル M2 でのガス粒子の分布。あとは図 1 と同じ。