[CII] 158 μm ラインは星間物質の冷却に最も重要であるが、天体により
かなりの変化が見られる。この放射が銀河スケールで何に由来するかは未だ
謎である。候補としては、光解離領域、冷たい星間物質、から暖かい電離領域
まで様々に挙げられている。以前の [CII] 観測は分解能が銀河で数 kpc で
様々な成分の混合放射を観測していた。ここでは [CII] を渦状腕のスケールで
観測し、ラインの起源と星形成活動との関係を調べた。
| ![]() 図1.λ175μm ダスト連続光(Haas et al 1998) 二つの四角= [CII] 観測域。 | |
![]() 図2. CO, HI, Hα, 24 μm, IRAS [2.58S60+S100] マップ上に [CII] 等高線を重ねた。 (左)オリジナル分解能。(右)[CII] 70" 分解能に合わせた図。 | ||
![]() 図3.様々な x 位置で渦状腕をy方向に横切る [CII], CO(1-0), HI, Hα, 24μm プロファイル。 |
![]() 図4. Hα 等高線をスピツアー 24 μm 像上に重ねた。一致は良い。 ![]() 図5.[CII] 冷却率を Hα 画像上(上)と 24 μm 像(下)上に重ねた。 |