A New Giant Stellar Structure in the Outer Halo of M 31

  Zucker, Kniazev, Bell, Martinez, Grebel, + 15   2004 ApJ 612, L117 - L120

 SDSS から M31 の北東中心から 3°(投影距離 40 kpc)に密度超過が見つかった。 アンドロメダ NE と呼ぶ。g-バンドの絶対等級が -11.6 で中心輝度は 29 mag arcsec -2 である。これは知られている局所群矮小銀河のどれよりも2桁低い。 距離と形態から、アンドロメダ NE は潮汐分解の進行中らしい。

 アンドロメダ NE の赤色巨星枝のカラーは M31 円盤外周部や Ibata et al が発見 したストリームと異なっていて、それらとの直接のつながりは疑問である。しかし、 そのカラーは G1 クランプとは似ている。双方はアンドロメダ円盤から遠い過去に引きち ぎられた、または大昔のストリームの一部という可能性がある。




図1.上: 21 < i < 22 の星全て。挿入枠は比較用の可視の M31 像。 矢印は既知の副構造。NS = Northern Spur, GS = Giant Stream, G1C = G1 Clump
中:上と同じ。グレースケールで淡い構造を強調した。矢印はアンドロメダNE
下:上と同じ。挿入枠なし。楕円の間が M31 サンプル。実線丸がアンドロメダNE サンプル。点線丸=コントロールフィールド。右上:アンドロメダ NE 0°.5 半径 内。右中:コントロールフィールド。右下:アンドロメダ NE - コントロール フィールド。




図2.左上:M31 内側ハロー内の星全てのヘス図。左中:コントロールフィールド。 左下:M31 - コントロールフィールド。




図3.左:And NE - Control (図2右下と同じ?)。左中:ジャイアントストリーム - Control。 右中:Northern Spur - Control。右:G1 Clump - Control