POINT-AGAPE チームは Isaac Newton Telescope の Wide Field Camera を使い、 アンドロメダを 1999 - 2001 の間モニターしてマイクロレンズ事象を探した。各 シーズンの 60 晩、一晩毎に1時間の観測が行われた。二つの 33 × 33 arcmin 2 領域が中心バルジの北と南をまたいで撮られた。この観測の副産物 として、 35,414 個の変光星が見つかった。大雑把な分類が行われた。![]() 図1.INT/WFC 観測領域。背景は r-バンド輝度分布。バツ= M31 中心。 ![]() 図3.R ≤ 18 は殆ど前景星で一様に分布している。18 ≤ R ≤ 20 は M31 超巨星 + 前景星 + 未分解の球状星団核 + 融合(画像上)星。超巨星は腕の星形成域に 集中している。図2では青い部分にあたる。20 ≤ R ≤ 21 では AGB が支配的。 TRGB を MI = -4 (Bellazini et al 2001) とし、(m - M)M31 = 24.5 とすると、R-I≥1 なので、R(TRGB)=21.5 となる。従ってこの範囲では RGB 星は現れていない。図2と比べると、ダストレーンで数が減少しているのがわかる。 ![]() 図5.分解できた星の表面数密度。(左)R ≤ 20 mag. (中)20 < R ≤ 21. (右)21 < R ![]() 図7.各点は北側 CCD 4における変光星変光曲線を表わし、そこから 最近の分解星の等級とそこまでの距離の関係を示す。 ![]() 図9.LMC における周期対 r(δf) 関係。 r(δf) は pseudo-magnitude と呼ばれるが、説明は本文にある。 ![]() 図11.グループ2の折りたたみ変光曲線。 ![]() 図13A.グループ4、周期= 100 日 - 半年、の折りたたみ変光曲線。 ![]() 図13C.グループ4、周期= 400 日 - 800 日、の折りたたみ変光曲線。 ![]() 図15.変光星の色等級図。緑=グループ1。青=グループ2.シアン=グループ3。 赤=グループ4で P ≤ 0.5 yr。黄色=グループ4で 0.5 yr < P ≤ 1 yr。 ![]() 図17.グループ3と周期 ≤ 1 yr のグループ4の色等級図。 ![]() 図19.グループ4の星の周期と擬等級毎の空間分布。明るくて短周期の星 ほど中心集中が高い。 ![]() 図21.変光星の光度関数。図4と同じ表示。 ![]() 図23.R < 21 の分解星(左)と変光星(右)の空間分布。中= r-バンド像。 ![]() 図25.方位角による平均値の変化。長破線=最も明るい分解星。点線= 中間明るさ星。短破線=変光星。実線=r-輝度。 ![]() 図27.変光星クラス4を擬等級で分けて非対称性を表示。 |
周期は Lomb&s periodgram (Press et al 1992 Numerical Recipes) で定めた。
変光星の測光には superpixel method (Melchior et al 1999, Ansari et al 1999,
Le Du 2000) が用いられた。
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