銀河系円盤の HI 表面密度、平均高度、厚みのマップを作り、 HI 円盤の b = 0° 面からのずれを調べた。ワープを記述するには垂直方向のズレに m = 1, 2 フーリエ成分がよいことが分かった。 m = 2 成分を加えると北側ワープと南側ワープ の非対称性がうまく表現できる。 | 我々は Morlet ウェイブレット変換を用い、高振動数の空間的及び振動数的な局在を 調べた。それらのモードはしばしば "scalloping" と呼ばれる。m = 10 と 15 の "scalloping" モードがノイズの上で認められた。しかし、局在しているので、scalloping は円盤全体には及んでいないと判断された。 |
![]() 図1.Σ(R,z) = 円盤の HI 表面密度、の等高線マップ。等高線は 3, 1, 0.3, 0.1 Mo pc-2. ![]() 図3.dr/dv の等高線。なぜ中心、反中心方向が省かれるかを示す。 |
![]() 図2.h(R,φ) = 密度重み付きの b = 0° 面からの平均高度。濃さは 500 pc 刻み で変化する。等高線は h = 2, 4, 6 kpc. 二つの S マークは "scalloping" の領域 の広がりを示す。 X マークは鋭い切れ込み位置。 ![]() 図4.Th = half-thickness . 円盤の厚みはこの2倍。等高線は 0, 0.5, 1, 1.5, 2, 3, 4 kpc。 |
![]() 図5.上:円盤 HI 表面密度の動径変化。 中:半厚みの動径変化。下:実線=全円盤の半厚み。点線= 0 < φ < 180° での半厚み。破線= 180 < φ < 360° での半厚み。 ![]() 図7.R = 22 kpc の円周に沿っての高度変化。 |
![]() 図6.R = 16 kpc の円周に沿っての高度変化。 ![]() 図8.R = 28 kpc の円周に沿っての高度変化。 |
![]() 図9.ワープ振幅パラメタ―の動径変化。実線= W0、 破線= W1、点線= W2、 ![]() 表1.ワープパラメタ― |
![]() 図10.ワープ成分振幅の動径変化。 ![]() 図12.R=28 kpc リングでの Lomb periodgram。 |
![]() 図14.上: R = ワープを除いた後、28 kpc リング北半環でのウェイブ レットパワースペクトル。 |
![]() 図15.上: R = ワープを除いた後、28 kpc リング南半環でのウェイブ レットパワースペクトル。 |