アブストラクトM2 - M9 に至る M 型矮星の系列に沿って、 0.6 - 1.5 μm スペクトルを提示する。 温度に鋭敏で、スペクトル分類に使える吸収線が多数同定された。それらの形を最新の モデルと比べた。そこから温度スケールを導いた。モデルスペクトルの可視域は M6 より 早期の星で良く合う。それより晩期になると、赤外域の方が観測に良く合う。 導かれた温度は以前の結果より高い。低光度になるほどその差が著しい。その結果、 HR 図上での M 矮星の位置は理論モデルと良く合うようになった。2.データ可視観測は MMT で、赤外観測は Steward Obs 2.3 m 望遠鏡で行われた。 |
4.可視スペクトルと赤外スペクトルの結合可視スペクトルと赤外スペクトルの結合は重なり部分を最少二乗法で合わせて行った。![]() 表2. |