SiO と H2 メーザーが既知の 166 天体に対し、Yonsei 21 m 鏡 を使い 2009 年 6 月に両者の同時観測を行った。どちらも受かったのは 112 天体、 SiO のみは 42 天体、H2O のみは 4 天体であった。 SiO メーザーの大部分は星本体視線速度の周りに現れたが、H2O は異なる現れ方を示した。 | 20 以上の天体で、片側だけのピーク、または恒星 速度と SiO 速度を挟んだ双ピーク H2O メーザーが観測された。 ピーク値と積分フラックスの H2O/SiO(v=1) 比はミラから OH/IR, セミレギュラーに掛けて増加する。さらに IRAS 2色図上でのメーザーの 位置を議論した。 |
SiO と H2 メーザーのサーベイは異なる時期に行われている。 統計的な研究のためには同時観測データが望ましい。Korean VLBI Network = KVN Yonsei 21 m tel. が 2009 年から 22, 43 GHz 帯で観測を始めた。 そこで、SiO と H2 メーザーの関係を調べるための同時観測を 計画した。 |
SiO メーザー領域は衝撃波が侵入してきて、また質量放出の加速が開始される
所である。さらに、H |
2.1.選択選択SiO と H2O メーザーの双方が検出された 166 天体は以下の サーベイから選ばれた。 SiO : Cho et al. 1996, 1998, 2009 = 83/Nobeyama + 30/Taeduk H2O : Takaba et al 2001 = 179/643 at Kashima 天体の種類 101 ミラ、13 OH/IR、15 セミレギュラー、7 超巨星、30 不明。 |
2.2.観測SiO v = 1, 2 J = 1-0 43.122080 GHz + 42.820587 GHzH2O 616-523 22.235080 GHz 変換ファクターは、 22 GHz で 11.07 Jy/K 43 GHz で 11.55 Jy/K |
図2.観測天体の IRAS 2色図。赤線= van der Veen, Habing 1988 の AGB 進化経路。赤丸= SiO のみ検出。黄色三角= H2O のみ 検出。緑逆三角=未検出。数字は表2の番号。 |
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1.検出 SiO+H2O : 112/166 = 67 % SiO only : 42/116 = % H2O only : 4/116 = % 2.タイプと検出率 ミラ SiO+H2O : 71/101, SiO only : 25/101, 5 未検出 SR SiO+H2O : 10/15, SiO only : 2/15, H2O only : 3/15 |
3.アンテナ温度
4.ダブルピーク H2O ダブルピーク 13 星。 H2O 片側ピーク 11 星。 |
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