強い赤化の星から E(J-H)/E(H-K) = 2.09 ±0.10 を得た。この値は以前に 得られていた値より大きい。この比が天空上で変動する証拠はない。 |
![]() 表1.AAT 4m 鏡による観測結果。 ![]() 図2.赤い天体の (H-K) - (K-L) 二色図。他の観測も合わせた。 実線は E(H-K)/E(K-L) = 1.47±0.1 である。 |
![]() 図1.赤い天体の (J-H) - (H-K) 二色図。他の観測も合わせた。実線は 赤色巨星の固有カラー。データ点は暗黒雲の星の分布の左上の縁を切り取ったもの。 実線の勾配は E(J-H)/E(H-K) = 2.09±0.1 である。 |
可視減光則との結合 以上の結果を可視域減光則につなげるには少なくとも赤外の 2 バンドでの 減光と可視の減光が同時に得られていなければいけない。例えば、E(J-H)/E(B-K) が 必要である。しかし、今のところこの値が正確に求まった観測はない。 よい戦略は I バンドをつなぎにつかうことである。 |
![]() 図3.E(J-λ)/E(J-H) の λ による変化。 直線は van de Hulst No.15 (∼ λ-1.9) を示し、 点線は ∼ λ-2.5 の場合である。 |