スペクトル型 G0 - M5 の 9 矮星、10 巨星、6 超巨星の分解能 30 A 光電スペクトルスキャン観測を行った。すべての星は 4 A 間隔で λ 3300 - λ7000 で測定された。この分解能での吸収線が同定された。 | それらは、FeI, FeII, CaI, CaII, MgI, NaI の強い分子線と、 TiO, MgH, CaH, SiH, AlH, CN, C2, OH, NH の電子遷移の振動バンドである。 FeI λ3740 ブレンドと λ3440 窪みの温度依存性を議論した。 |
観測は 1971 - 1972 Goethe Link Obs. で行われた。表1にはプログラム星 の Hayes 1970 の標準波長におけるフラックスを載せた。 | 図1には Labs. Neckel 1970 の分解能 20 A の太陽スキャンを示す。 |
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3.1.原子線の強度と同定原子線と分子バンド図1−6に与えた同定コードの解説は表2=原子線と表3=分子バンドに ある。分子の電子遷移はギリシャ小文字で、原子線はローマン小文字で表現 した。 原子線のブレンド 表2の原子線の多くは FeI ラインである。30 A 分解能では各吸収線は 2 - 10 本のラインのブレンドである。表2の第2列には我々の表式によるライン コードを載せた。第3列は各ブレンドを構成するラインの波長である。第4列 は太陽の等値巾、第5列は低い側の準位の励起ポテンシャルを示す。第6列に は太陽スペクトルによる同定を示す。 blend depession 表4には blend depession を載せた。各電子遷移はギリシャ文字と アラビア数字で表される。 |
3.2.分子バンドの同定表3には分子バンドの同定を示す。3.3.各星の記述 |