銀河系円盤内の散開星団の年齢とその誕生した場所との関係から、渦状パタ ーンの回転速度を決定した。その決定法は渦状腕構造の特定のモデルに依存し ない。この方法は我々のグループにより最近完成した散開星団の大規模データ ベースにより可能となった。星団が何処で生まれたかは二つの方法で決められた。 一つは円軌道を仮定する方法。もう一つは銀河系ポテンシャル内の軌道を星団 の寿命分遡る。 | 固有運動、視線速度、距離、年齢がわかった 212 星団、及び年齢と距離が 分かる 612 星団を利用した。回転曲線と銀河中心距離 Ro の色々な組み合わせ に対してテストした。我々の結果は星団の大部分が渦状腕で生まれ、渦状腕は 剛体回転していることを確認した。共回転半径 Rc は Ro に近く Rc/Ro = 1.06±0.08 であった。二つの量がこのように近いことは多くの興味深い 結果に導く。 |
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