SAAO, ESO, CIT/CTIO, MSO, AAO, Arizona の JHKL システムのカラーの関係を
調べ、カラー変換を一次式で表わした。均質化システム、基本的には Johnson - Glass
システム、を提案し、その絶対等級は Bell の α Lyr 大気フラックスモデルに
基づいて導いた。標準星の均質化カラーを用いて、 B7V - M6V と G7III - M5III の
固有カラーを定めた。 MSO IR システムの JHKL パスバンドを用いて、太陽を含む幾つかの星の相対的な 絶対フラックスから合成カラーを計算した。 ![]() 図1. (V-K) 対 (V-I) 関係。十字=巨星と超巨星。黒四角=矮星。 ![]() 図3.(H-K) 対 (V-K) 関係。十字=巨星と超巨星。黒四角=矮星。 ![]() 図5. ![]() 図7. (K-M) 対 (V-K) Engels et al 1981, Wamstecker 1981, Thomas et al 1973 ![]() 図9. 3 - 5.5 μm 大気透過率と L, L' M ![]() 図A2.巨星の (V-I) 対 MK スペクトル型。 |
標準化(?)された JHKL カラーとの
一致がよいことから MSO パスバンドを均質化システムを代表するものとして採用
し、理論的または観測フラックスから赤外カラーを計算できることが判った。 他の赤外システムのパスバンドは公表データを用いて同様に評価された。 こうして得たこれらのパスバンドは、次に、システム間の観測的な関係と一致 するように波長を調整された。こうして異なるナチュラルシステムの有効波長 を評価できた。非常に赤い星の分光測光が得られれば、有効波長の決定はさらに 改善されるであろう。 ![]() 図2.(J-K) 対 (V-K) 関係。十字=巨星と超巨星。黒四角=矮星。 ![]() 図4.(J-H) 対 (V-K) 関係。十字=巨星と超巨星。黒四角=矮星。 ![]() 図6.(a) Elias et al 1982 星の (K-L) 対 (V-K) (b) Allen, Cragg 1983 の(K-L') 対 (V-K) ![]() 図8. 1 - 2.5 μm 大気透過曲線と採用した(MSO?)フィルター透過率。 ![]() 図A1. 矮星の (V-I) 対 MK スペクトル型。 ![]() 図A3.矮星と巨星の赤外二色図上の位置。 |